ブルックナー
交響曲第8番
指揮…バルビローリ
演奏…ハレ管
好み度…4(5点満点)
オケの技量はスーパーオケにはひけをとるだろう、大味と言えばそういったところもあるかもしれない。
しかし、やっぱり緊張感の中にも実直な力強さと熱と情と大きさを感じる、いい演奏だと思う。
賛否は分かれる演奏かもしれないが、私はバルビの演奏を聴くに高い完成度とか洗練とかは期待していないので、ときに整い切っていないようなところが聴こえようと、一音一音にギュッと血の通った力と熱を凝縮したようなこの演奏は、やっぱりいい演奏だと思う。
高い完成度とか巨大さとか深遠な美しさとか、でなく、身近で素朴な、真摯に汗をかいて奏しているような、そんな実直な力感と温かみを感じる演奏のように思われ、そんなブルックナーはありだと思う。
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