ブルックナー
交響曲第8番
指揮…ギーレン
演奏…南西ドイツ放送響
好み度…5(5点満点)
精密で、洗練されて、クールで、しかし大きさと力強さを感じさせる、泥臭さよりカッコよさを感じさせる。録音も美しい。
何の感情も持たない宝石が美しいような、そんな美しさとどこか凄みのようなものを感じさせる演奏で、美しいが何者にも傷つけられない強さを持っているところも似ているのかもしれない。
いや、一見無機的に見えて、凛とした中に結構、情も織り込まれているような気もする。
そんな美しさは第3楽章で極まる印象で、かなり美しい。
テンポは第2楽章がかなりゆっくり。ただ、緊張感がそがれるとかいうことはなくこれはこれで爽やかな印象の楽章になっている。
第1楽章では鋭いトランペット(耳障りな尖りはない)がときに緊張感を高め、終楽章冒頭のファンファーレも堂々と洗練されながら力強くカッコいい。
機能的にできすぎちゃって冷たいなんて印象を与えるのかもしれないけど、冷たい炎とでもいおうか、厚みも力強さも冷静さも情ももった、いい演奏だと思う。
交響曲第8番
指揮…ギーレン
演奏…南西ドイツ放送響
好み度…5(5点満点)
精密で、洗練されて、クールで、しかし大きさと力強さを感じさせる、泥臭さよりカッコよさを感じさせる。録音も美しい。
何の感情も持たない宝石が美しいような、そんな美しさとどこか凄みのようなものを感じさせる演奏で、美しいが何者にも傷つけられない強さを持っているところも似ているのかもしれない。
いや、一見無機的に見えて、凛とした中に結構、情も織り込まれているような気もする。
そんな美しさは第3楽章で極まる印象で、かなり美しい。
テンポは第2楽章がかなりゆっくり。ただ、緊張感がそがれるとかいうことはなくこれはこれで爽やかな印象の楽章になっている。
第1楽章では鋭いトランペット(耳障りな尖りはない)がときに緊張感を高め、終楽章冒頭のファンファーレも堂々と洗練されながら力強くカッコいい。
機能的にできすぎちゃって冷たいなんて印象を与えるのかもしれないけど、冷たい炎とでもいおうか、厚みも力強さも冷静さも情ももった、いい演奏だと思う。
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