ベートーヴェン
交響曲第5番「運命」
指揮…ブーレーズ
演奏…ニューフィルハーモニア管
好み度…5(5点満点)
華やかだったり、感情的だったり、活力に満ちた、といった運命ではない。
重いがっちりした響きで、ゆっくりと、力強く厳粛な運命である。
ちょっと聴くとごつごつとした巌のようでありながらどこか温もりを感じるような、感情的でないが無機的でもなく、一音一音は確たる重みを持ちつつ音楽は大きく骨太に流れ、また、古風なようで普通のオーソドックスでない特有の雰囲気を感じさせる。最初の動機から、ゆっくりと、明確で重く力強く、その後もその力強さは敬虔な雰囲気すら含むようでもある。
重心の低い響きの中に様々な音が結構しっかり聴こえ、ドラマティックな面は押さえ気味ではあるが、がっちりとした大きさを感じさせる、古風な厳粛さを伴うかのような堂々とした運命のように思う。
これくらいがっちした運命って、なかなかあるようでない。珍しく第3楽章の反復あり。
交響曲第5番「運命」
指揮…ブーレーズ
演奏…ニューフィルハーモニア管
好み度…5(5点満点)
華やかだったり、感情的だったり、活力に満ちた、といった運命ではない。
重いがっちりした響きで、ゆっくりと、力強く厳粛な運命である。
ちょっと聴くとごつごつとした巌のようでありながらどこか温もりを感じるような、感情的でないが無機的でもなく、一音一音は確たる重みを持ちつつ音楽は大きく骨太に流れ、また、古風なようで普通のオーソドックスでない特有の雰囲気を感じさせる。最初の動機から、ゆっくりと、明確で重く力強く、その後もその力強さは敬虔な雰囲気すら含むようでもある。
重心の低い響きの中に様々な音が結構しっかり聴こえ、ドラマティックな面は押さえ気味ではあるが、がっちりとした大きさを感じさせる、古風な厳粛さを伴うかのような堂々とした運命のように思う。
これくらいがっちした運命って、なかなかあるようでない。珍しく第3楽章の反復あり。
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