好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ベートーヴェン 交響曲第7番 ヨッフム/ロンドン響

2021-04-24 12:31:16 | ベートーヴェン 交響曲第7番
ベートーヴェン
交響曲第7番

指揮…ヨッフム 
演奏…ロンドン響
好み度…4(5点満点)

第1楽章は、ほどよく力の抜けた明るい重みとちょっと古典的な艶とときおり低弦や明るい高弦の強調も効果的に聴かせて心地よい。
第2楽章は古典的な雰囲気を漂わせながら静かにしっとり流れ、第3楽章も激しさや躍動感が前面に出るといった感じでもない。
終楽章も躍動感や漲る力感で推進していくタイプではなく、騒がずに腰を据えて音楽を奏でていくようであるが、ちょっと燃焼不足感を感じるようでもある。
ちょっと古典的に落ち着いた美音で奏された良演と思うし、第1楽章なんかはなかなか秀でたものを感じるが、全体としては特に何かを感じるということもないかな、といった感じであった。
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チャイコフスキー 交響曲第4番 ザンデル/ウィーン響

2021-04-24 12:28:38 | チャイコフスキー 交響曲第4番
チャイコフスキー 
交響曲第4番 

指揮…ザンデル
演奏…ウィーン響
好み度…4(5点満点)

重厚なチャイ4ですねぇ。結構軽快に響かせる盤もあるしイタリア的なむしろ明るい熱狂を感じさせたりする演奏もあるけど、これはチャイコフスキーの重く鬱な側面、重い意味でのロシア的な空気感を感じさせる演奏ですね(金管がやたら響くとかそういうことはない)。
ウィーン響は華麗とか明るい音色というイメージはもともとないけど、こんなにも重くほの暗い音色を出すのか、とも思うくらいの、逆にベルリンフィルじゃぁこの雰囲気は出ないだろうなぁ、と思わせる響き。
ゆっくりのテンポもあって終楽章ですらお祭り的明るい雰囲気というよりは重厚。
チャイコフスキー自身が少なくとも終楽章までこれくらい重厚な音楽をイメージしていたとも思えないが、まぁ。こんな重厚なチャイ4もいいとは思う。
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チャイコフスキー 交響曲第5番 アバド/ベルリンフィル

2021-04-24 12:26:14 | チャイコフスキー 交響曲第5番
チャイコフスキー
交響曲第5番

指揮…アバド 
演奏…ベルリンフィル
好み度…4(5点満点)

名盤の評をよく聞く盤ですね。
アバドだしベルリンフィルだし、安定感は磐石、アンサンブルも音の厚みもソロのうまさも抜群といっていい類かと。厚さの中に随所に音の深みも感じられ、テンポもオーソドックスで安心して聴ける。
タイプとしては何か情に訴えるものがあるとか、大きさや熱みたいなものを感じさせるといった演奏ではないようにも思う。
安定感と、単に上手というだけでない次元の完成度は名盤の評に相応しいと思われ、よくも悪くも、かっちり大変よくできた演奏、といった印象です。
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