好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ブラームス 交響曲第2番 アバド/ベルリンフィル

2018-01-06 11:33:19 | ブラームス 交響曲第2番
ブラームス
交響曲第2番

指揮…アバド
演奏…ベルリンフィル
好み度…5(5点満点)

まっとうで、厚い響きと、明るく、豊かな、ベルリンフィルの特性もあろうが、この全集でのアバドらしい盤。
前回の同じコンビの盤と比べると、瑞々しく漲るような活力の代わりに、華やかな響きの中にまっとう感やどっしり感が増したかな、といった感。
覇気や活力が減じたとかいうわけではなく、何せうまくて厚くて豊かで明るく、その中に情感もほのかに漂わせて、そして爽やかである。指揮者とオケと、どちらがちがってもこういう演奏にはならないだろうと思う。
大変よくできた演奏で、名盤の誉れ高いのも頷ける。前回の録音と比べてどうかと言われれば好みの問題だろうが、どちらも豊かで明るい活力と情感を備えているとして、瑞々しい活力あふれる前回と円熟味を加えた豊かさの今回というイメージがあり、タイプはちょっと異なるがどちらも名盤と思う。
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ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」 ロジンスキー/ロイヤルフィル

2018-01-06 11:29:34 | ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
ベートーヴェン 
交響曲第5番「運命」 

指揮…ロジンスキー
演奏…ロイヤルフィル
好み度…3.5(5点満点)

第1楽章は結構低弦ががっしりと効き、ここというときのティンパニなども結構効いていて、響きに力が込められているようで少々不器用な印象ながらなかなか効き応えはあるように思う。
第2・第3楽章は素朴さを感じさせちょっと特有な響かせかたも感じるがこれはこれで悪くはない。
終楽章は、音が出ていないわけではないけれど、終始響きにやや軽い感があり、ちょっとガシャガシャした印象を受け、個人的な好みからしたらちょっと残念な感じかな。
全体的に響きに特に重厚感や艶があるわけでもなく、やや粗削りなアンアンブルも、それが特別な活力になっているかといえばそうでもなく、効果的な楽器の出し入れも特に聴かれず、といった印象かな。
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ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 アルトリフテル/プラハ響

2018-01-06 11:27:00 | ドヴォルザーク 交響曲第9番 新世界より
ドヴォルザーク 
交響曲第9番「新世界より」 

指揮…アルトリフテル
演奏…プラハ響
好み度…3.5(5点満点)

弦の響きにどことなく情感を感じるが、録音のせいかそういう意図なのかわからないが、金管(特にホルン)やティンパニ等が遠くくすんだ印象を受ける。
特に金管を強く聴きたいとも思わないが、やっぱり力感とか緊張感とかに欠けて全体的な印象として少しくすんだ印象を受ける。
響きは細いわけではなく、柔らかな弦主体でちょっと独特な雰囲気はつくっていて、悪い演奏とも思わないが、個人的には特に感銘を受けるという感じでもないかな、といったところ。
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