ブラームス
交響曲第4番
指揮…ドホナーニ
演奏…フィルハーモニア管
好み度…4(5点満点)
冒頭からテンポはむしろ少し早めで、響きも特に潤いがあるとかいうわけではないのだが、どこかドライな寂寞間のようなものが漂う。
木管と弦の重なりや弦の少し枯れたような、切ないような透明感をもった響きはなかなかに美しく、独特の雰囲気を感じさせる。
第2楽章も聴き手に何かを強要することはないが、清らかな弦と木管を中心に自然な厚みのアンサンブルが美しい。
第3楽章はそれなりに賑やかにやって、終楽章は終盤少し力感も加えた響きの中〆ている。
濃い情感も、フィルハーモニア管の少し華やかな厚い響きも、ドホナーニの機能美も、あまり感じないが、淡々としているようで清らかな透明感を湛えた響きは、どこか侘びとか枯れとかいった言葉が浮かぶような渋い情感を湛えているように感じられる。
交響曲第4番
指揮…ドホナーニ
演奏…フィルハーモニア管
好み度…4(5点満点)
冒頭からテンポはむしろ少し早めで、響きも特に潤いがあるとかいうわけではないのだが、どこかドライな寂寞間のようなものが漂う。
木管と弦の重なりや弦の少し枯れたような、切ないような透明感をもった響きはなかなかに美しく、独特の雰囲気を感じさせる。
第2楽章も聴き手に何かを強要することはないが、清らかな弦と木管を中心に自然な厚みのアンサンブルが美しい。
第3楽章はそれなりに賑やかにやって、終楽章は終盤少し力感も加えた響きの中〆ている。
濃い情感も、フィルハーモニア管の少し華やかな厚い響きも、ドホナーニの機能美も、あまり感じないが、淡々としているようで清らかな透明感を湛えた響きは、どこか侘びとか枯れとかいった言葉が浮かぶような渋い情感を湛えているように感じられる。