い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

六十六番

2021-10-19 | 順番
頷く言葉

聞きたかったのは
言って欲しかったのは
すでに決まっていた

結論が欲しいわけじゃなく
ありふれた慰めの言葉でもなく
冷めた賞賛の誉め言葉も要らなかった

真っ直ぐな瞳を見つけた時
一瞬ですべてが消えた
頷くだけで全身に沁みわたる声

何も要らなかった
答える言葉は浮かばない
聞きたかったのは欲しかったのは

たぶん・・きっと・・・

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