い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

百番

2021-11-22 | 順番
百人の一通り
百人の百通り

平等を謳う個性の配列にある歪み
その他大勢の中の居心地が
ぬるま湯の温度を保つ

顔さえ出ていれば
呼吸もできる話もできる
浸かった部分の揺らめきが
凍える心を隠しながら

ひとつずつが集まった100の重みと
100をつぶしたひとつの塊が
加速しながら転がる道の先

見たいような知りたいような
百通りのそれぞれの考えがある


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