い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

五十五番

2021-10-08 | 順番
一年に一度
久しぶりねの挨拶をする
背景のないやり取りが
一往復で終わる

義務を果たしたかのような
味気ない言葉が並ぶ
始まりと終わりの文字が
形を変えることもなく

便利さと引き換えに失くしたもの
このしあわせの後ろで泣いてる人
あの笑顔のために諦めたもの

すべてを拾い集めて
何の後悔もなく何のタメライもなく
交わす言葉があればいいのに



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