紅茶の一期一会

紅茶歴(だけは)10年以上の管理人が、
主に、購入した紅茶の感想を書いています。

Fortnum & Mason(フォートナム&メイソン)ダージリンBOP(ブロークンオレンジペコ)

2010-11-06 21:03:15 | ダージリン
最近『キサラギGOLD★STAR』という美少女ゲームのサウンドトラックを購入した。

なぜかというと、自分が注目している作曲家、『藤宮圭』さんが曲提供しているという話を聞いたから。

まだしっかり聴き込んだ訳ではないけれど、どうもしっくりこない感じ。
後日、レポートを上げる予定ではある。


さて、今日は毎度の紅茶レポート。

『Fortnum & Mason(フォートナム&メイソン) ダージリンBOP』

Fortnum & Mason(フォートナム&メイソン)さんのお茶。
日本で展開している紅茶メーカーの中ではかなり有名。

しかし、実はここのお茶を飲むのは初めて。
なんとなくいつも買いそびれて、手を出してこなかった。
今回レポートするのは、友人が、とある用件のお礼にと購入して来てくれたもの(感謝)。

<価格>
直営店だと125g2100円。

<レシピ、蒸らし時間>
茶葉5gに対して、お湯400ccという割合で1分30秒蒸らし。
3分、2分30秒、2分を試してみたが、どうしても苦味が強く出てしまった。

<茶葉>
2,3mmくらいのブロークンタイプ。

<水色>
透明感のある紅色。

<香り>
量は少ない。

<味>
・全体的な印象
華やかさを抑えたシックな印象。
麦茶のような穀物系の焙煎的な風味に、ほんの僅かにマスカットのようなフルーティーさを感じる。
しかし、飲み始めの苦味が強く、なかなか口に運べない。

・甘み
少なめ。

・旨み
1分30秒蒸らしのためか、若干薄めに感じる。

・渋み
強め。
それに加えて、飲み始めの苦味が強い。これはよくない。
舌触りがザラつくことはない。

・その他
後味は、フルーティーなフレーバーが主で、焙煎香が従。
しかし、非常に薄いため、満足感はほとんどない。

冷めてくると苦味が出てくるかわりに、後味は強めに残る。
この後味はなかなか良い。


2分30秒蒸らしたものは、苦味が強くてストレートでは飲みにくいが、ミルクティーには良い。
焙煎香の効用か、コーヒーのように飲み応えのあるミルクティーになる。

ただ、ダージリンとしての風味を楽しみたい方には勧められない。
旨みや、甘みを楽しむ前に、苦味が感じられてしまう。


余談だけど、紅茶の味における『渋み』と『苦み』は全く違うものだと思っている。
『渋み』は、口が引き締まる感じがして、後に残らず、甘みや旨みに変わるもの。
『苦み』は、後々まで残って、心地よくないもの。

このダージリンは『苦み』の方が出てくるため、個人的にあまりお勧めできないお茶。

過去にレポートしたアーマッドトワイニングのダージリンの方が、はるかに美味しいと思う。
価格もそちらの方が安い。