紅茶の一期一会

紅茶歴(だけは)10年以上の管理人が、
主に、購入した紅茶の感想を書いています。

ノイズカットトランスとオーディオ遍歴の終焉

2009-01-22 11:40:08 | その他の音楽機材
今年初の更新です。
紅茶もそれなりに買って、レポートの材料があるはずなのになぜか更新できないというパターンに陥ってます。
それはまた今度やるとして(また先延ばし)、今日はノイズカットトランスの導入記を書こうと思います。

ノイズカットトランスを導入しようと思ったのは、やはり音に若干の不満があったからです。
なんとなく音全体に妙な付帯音が付きまとっている、響きが綺麗に広がらない、というようなものです。
このような事は、電源がノイズで不安定になると起こるらしい。

そこで、まずはノイズフィルタの類を試してみました。
買ったのはQuietLineという代物です。
もちろん中古であります。CDプレーヤーのコンセントの隣に挿して使ってみました。

確かに、若干の音の変化はあり、耳障りな付帯音はやわらぎます。
しかし、音の力強さが削がれ、好みではありませんでした。

こうした結果を受け、音の力強さを削がないノイズ対策はないものかと調べていたときに行き当たったのが、ノイズカットトランスだったのです。
これは、音楽機器とコンセントの間に挟んで、ノイズをカットするものです。
(通常はコンセント→音楽機器。これをコンセント→トランス→音楽機器というふうにする。)
ノイズ除去の効果は、ノイズフィルタの比ではありません。
広い周波数帯にわたる様々な種類のノイズを、強力に除去してくれるのです。(参考HP→電研精機さん
一方で、高価なのが欠点と言われています。

しかし私は、電研精機さんのものではありませんが、
幸いにも中古1万円前後で別会社のトランスを購入することができました。

使ってみると、音がかなり変わりました。
今までの音とは次元が違うと言っても過言ではないです。

妙な付帯音が見事に消え、響きが美しく広がるようになりました。
しかも、響きの量も増え、ホールが広がったように感じます。
しかし、響きの量が増えてモコモコするということもなく、細かい音が徹底的に洗い出され、整理されます。
なので、音楽というものが、たくさんの音の流れからできているのだということを、強く実感することができます。

中低域はビロードのように滑らかで、高域は伸び伸びとしています。
何の違和感も感じることなく、ただひたすらに音楽の美しさに没頭できます。

音の力強さも、ほとんど削がれることなく、満足なレベルです。
J-popなどを聴くと、若干低域がなくなったように感じますが、これは音が澄んだためと理解しています。
交響曲だと低弦の音の動きが手に取るようにわかるようになったからです。

このように、当方の環境では劇的な改善がありましたが、電源対策なので必ずしも効果があるとは限らないようです。

 そんなわけで、私のオーディオ遍歴もどうやら終焉を迎えそうです。
CDプレーヤー:Marantz CD-52
CDプレーヤー電源ケーブル:Monster Cable 非メッキ・メガネ電源ケーブル
イヤースピーカー:STAX SR-303
ドライバ:STAX SRM-313
ドライバ電源ケーブル:PRO CABLE マリンコ医療用プラグ・シールド電源ケーブル
RCAケーブル:Mogami NEGLEX2803
ノイズ除去トランス

NEGLEX2803は、『世界最高の解像度』を誇ると言われるほどのケーブルで、同社の2534の後釜に購入したものです。(もちろん中古。)
2534と比較すると、音の数が増えて全帯域での音の荒さが減少、実在感が出てくるなど、格の違いが感じられます。
不自然な音の混濁もなく、スッと出てきます。
巷では高域寄りの音といわれますが、個人的には低域も輪郭がはっきりし、十分出ていると思いました。

 しかしよく考えたら、全部中古で揃えたことになるんですよね…。中古万歳です。