紅茶の一期一会

紅茶歴(だけは)10年以上の管理人が、
主に、購入した紅茶の感想を書いています。

TWININGS(トワイニング) ダージリン エクストラダージリン

2006-02-17 20:52:30 | ダージリン
まあそんなわけでこれまた久しぶりの紅茶レポートです。

『TWININGS(トワイニング)』というメーカーは紅茶界ではかなり老舗で、最古と言われています。
紅茶関係の本を読むと、カタログの最初のほうに書いてあることが多いですね。

『TWININGS エクストラダージリン 80g 約500円』

うん、典型的なダージリン。
なかなかダージリンの特徴が出てる。

FAUCHONほどインパクトはないものの
マスカットに似た香りもほのかに感じられるし、渋みもちょっと強め。
渋みが苦手な人にはどうかなという気がするけど、淹れ方で何とかなる範囲。

さすが老舗だね。

今まで扱ってきたものの中では、コストパフォーマンスは劣るかもしれない。
(いままで安くて量の多いのばっかり買ってたから・・・)

これの良さは『どこでも売ってそうなところ』でしょうか。
そこら辺のスーパーに売ってるんじゃないかな?(ヤ○ナカには置いてあった)
『えいこく屋』とか、『AHMAD』はちょっと大きいデパートや輸入食品店に行かないと売ってない感じなので。

風味的にスタンダートなダージリンですから、けっこう貴重なのではないでしょうか。

中古品の行方(電気用品安全法について)

2006-02-12 13:03:41 | その他の音楽機材
昨日中古でCDプレーヤーを買いました。
1987年産の(古っ!)SONY「CDP-337ESD」という機種です。
ジャンク(動作確認なし、つまり動くかどうか分からない)で1050エンなり。
この機種、リンク先を見てもらえば分かるとおり、約12Kgあるんです。
これを、背中に背負って5Kmの道のりを自転車で家まで運び(爆)、家に帰って聞いてみました。
う~ん・・・なかなか素晴らしい・・・。
音が力強く、華やかかつ賑やかな印象すごく爽やかです。

今まで使っていたのは『marantzのCD-25』というもの。
と言っても、このころのマランツのCDプレーヤーにはphilipsのメカをはじめとしてPhilipsのノウハウが詰め込まれており、実質上philipsプレーヤーのようなものです。
こちらもまた年代もので、『337ESD』の一年前に生産が始まったものです。

こちらのほうも同じく中古で840円で購入したものなんですが、
これは、とにかく滑らか。耳障りなところがほとんどない。
解像度が低いと言われそうなんですが、一回ハマるとこの音は癖になります。
いや、なんというか音がとろけてるんですよ。
それでいて、聞かせるところはしっかり聞かせるという感じで、かなり気に入ってたんです。
(そういえばSONYとPhilipsは、CDの規格をイチから作った会社でしたね。)
SONYの『ESD337』もいいんですが、私に合うのはmarantz(Philips)『CD-25』のほうみたいです。

実はわたくし、新品でCDプレーヤーを買ったことがないのです。
なんだろう・・・最近のプレーヤーにはなんだか魅力がないし、高いような気がするんです。
所有欲を満たしてくれないというか・・・デザインも昔のもののほうが好きなんです。
まさに質素剛健というもの。長持ちするし愛着もわきます。
何より格安で素晴らしい音を聞けるというのがイイ!!
1000円ちょいでは、今時の中古ポータブルCDプレーヤーも買えません。

私に音楽の素晴らしさを教えてくれたのは、
『ER-4S』『ジャンク据え置きCDプレーヤー』と言っても過言ではありません。

しかし、そんな『ジャンク据え置きCDプレーヤー』だけでなく、
中古の据え置きプレーヤーやアンプが2006年4月1日から買えなくなるというのをご存知でしょうか?

なぜかというと、
平成13年4月以降につけられるPSEマーク(安全規格をクリアしたものにつけられる)が無い、
『電源コンセントから変圧を行う機器の部分』(トランスなんか)を積んだ電気製品を事業者が売ることができない、
という法律の猶予期間が今年の4月1日に切れるからです。
つまり、平成13年以前のトランスを積んだ電気製品は、ほとんど売買不可能になるのです。
CDプレーヤーだけではないんですよね。
電気用品安全法という法律なんですが、私はぜんぜん知りませんでした。
こんな法律が5年前に国会の審議を通っていたとは・・・。
いちおう法律は勉強しているほうだと思っていた私ですが、非常にショックでしたね。
「新しいものが売れないからといって古いものを規制せよ」という、どこぞやかからの圧力でもかかったのかと勘ぐってしまいますよ。

環境問題がクローズアップされ、『もったいない』の精神が欧米諸国にも注目される現代社会に逆行する法律であります。

『安全保障』を法律の目的として上げていますが、
憲法、民法上の『私的自治の原則』を修正するには不十分な要因だと思います。
この目的はもう少し緩やかな方法でも達成できる。
(企業に長期的なアフターサービスを義務付けるといった方法でも、十分達成できる目的だと考える。)
国民の取引を違憲に害するものだと判断します。

私は、この法律に反対を表明する。
できる限りこの法律のことをいろんなメディアに発信していきたいと思う。
とはいえ、私も所詮法律には素人。
間違ってるところも多々あるかもしれませんので、専門家の意見も聞きたいところです。ぜひ協力をお願いしたい。

私みたいにお金の少ない人間が、いい物を手に入れるには中古を買うしかなかった。
そして、音楽の素晴らしさを知り、今の自分がある。
そんな経験をこれからの日本人、子供たちはできなくなるのでしょうか?
それを私は何よりも残念に思います。


リンク→電気用品安全法のページ

電気用品安全法2chのまとめ(すごく良くまとまっていると思う)