イヤースピーカーの入院でわかった、STAXとイヤースピーカーの素晴らしさ

　うちのSR-303の、イヤーパッド内にある防塵スポンジが破れて穴が空きました。
さらに、そのせいか左右の音量バランスが悪くなってしまいました。

STAXさんに問い合わせてみると、このスポンジを交換するにはイヤーパッドの交換も必要になるそう。
さらに、現在このスポンジは仕様の変更でメッシュになっているらしいです。

イヤーパッドとフィルタの交換くらいならパーツだけ取り寄せて、自分でやることも可能です。
しかし、技術料がそんなに高くないのと、別にイヤースピーカーとドライバの不具合があるかもしれないので、念のためSTAXさんに送りました。

相変わらずSTAXさんのサポートは素晴らしいですね。

9日に発送して、13日にはもう帰ってくるという迅速さ。
着くのに1日かかるので、11日・12日中に修理を行い、完了していたことになります。

しかも、ただイヤーパッドと防塵フィルタを変えるだけではなく、イヤースピーカー内部も検査してくださったようです。
（修理票に、ユニット位置がズレて低音が漏れていたため、位置を調整したとの記載がありました。）

聴いてみると、当然のことながら左右の音量バランスの悪さは直っています。
さらに、音が澄み、高域の神経質さが緩和されたようにも感じました。
特に金管楽器などでよくわかります。

ユニットの位置調整と、防塵フィルタの仕様変更が効いているのかもしれません。
（巷では、防塵スポンジから防塵メッシュへの変更で、ハイ上がりが抑えられ、音域バランスがよくなっているとも言われています。）

しかし、イヤースピーカーが5日間聴けなかっただけなのに、その間、心ここにあらずという感じでした。
私の最近の楽しみは、音楽を聴くことと紅茶を飲むことくらいなので尚更そうだったのかもしれません。
しかも、なぜか他のヘッドホンやイヤホン（ER-4S）などでは満足がいかないのです。

やわらかくふわりと広がる音の空気感、透明感は、イヤースピーカーでしか表現できないものだということがよくわかりました。
どうもSTAXだけで聴きこんでいるうちに、すっかりSTAX中毒になってしまっていたようです。

イヤースピーカーで聴く音楽の素晴らしいこと…。

久しぶり（といってもたかが5日ぶり）に聴きながらしみじみそう思います。