紅茶の一期一会

紅茶歴(だけは)10年以上の管理人が、
主に、購入した紅茶の感想を書いています。

リーフル ダージリン 2009 3rd タルボ農園 DJ-726 マスカテル

2010-03-23 10:42:42 | ダージリン
『タルボ農園 DJ-726 マスカテル』

リーフルさんのオータムナルダージリン。
50g1312円とラインナップの中では比較的低い価格帯に位置する。(30gではなく50g入ってるから。)
そういえばリーフルさんの茶葉の『g毎の値段』が、一度買い物かごに入れないとわからなくなっているのはなぜだろう。前までは商品ページに『g毎の値段』が載っていたのに…。

3g300ccの5分蒸らしで淹れました。

水色は、薄い橙色。
香りは、主にマスカットのようなフルーツ系のもの。それにほうじ茶のような香ばしいニュアンスが少々と言った感じ。
香りの量も十分にあり、これだけでも幸せになれる気がするほど。
飲むと、まろやかでとろみがあるような舌触り。フルーツ系、ナッツ系の香味と共に入ってくるお茶らしい旨み。
これらの甘みと旨みがとろりと溶け合っていて、非常に上品な味わい。旨みの量も十分にある。
舌に溶け込んでいくような丸さ、穏やかさがある。体にスッと違和感なく入ってくる感じ。
しかし後が続かないと言う感じではなく、しっかり効いてくる。後味に少し爽やか系のフローラルな風味と甘さがゆったりと残り、非常に心地いい。満足感が大きい。
刺激的な渋みは皆無で、全体的に甘みと旨み中心のバランスで飲みやすいお茶だと思う。
地味に感じる向きもあるかもしれないが、バランスが非常によく、繰り返し飲んでも飽きない味わい深さがある。

個人的には、50g1312円でこの味は信じられないほど素晴らしいと感じました。むしろ、値段云々関係なしにレベルの高いお茶ではないでしょうか。
試飲の時にはここまで感じなかったのですけどね。何度も飲むと良さがわかってくる感じのお茶かなと思いました。

『サマーウォーズ オリジナル・サウンドトラック』の感想とか

2010-03-18 09:56:39 | 音楽系
 近頃gooブログでは、期間限定でアクセス解析が使えるのです。(他の所では普通に使えるところもあるが…。)
せっかく使えるので、少し見ていたのですが、サマーウォーズの感想記事へのアクセスが多くありました。
なぜかと思ったら、3月3日にDVDが発売されていたのですね。

当ブログの記事は、世界観より、表現のやり方を中心に論じたものなのであまり面白くはないかもしれませんね。
世界観に対しては、あえてあまり触れないようにしていたのです。
なぜなら、世界観については人それぞれ感じるものが大きく違いますし、
その感じたものを承認するか否か、それが心地いいか否かという点でも感想が分かれてきて、これを追っかけだすと、不毛になってしまうからです。

個人的には、『エンターテインメントとしては』成功だったのではないか、と述べるに留めておきます。


それより、アクセス解析の『サマーウォーズ』で思い出したのは、
ずいぶん前に買っておいた『サントラ』のことですね。

作曲は『松本晃彦』という方だそうです。
最近サントラの記事も書くようになったので、その中身はどうだったかということが気になったのです。

というのも、このサントラを買った理由が
『1億5千万の奇跡』という曲を手元においておきたいという、
ただそれだけのものだったので、ほとんど他の中身を聴いていなかったのですね。
しかし、よくよく聴いてみると他にも好みの曲があったので、少し紹介したいと思います。

01.『仮想都市OZ』
『OZ』って、あの『oz』ですかと突っ込んでほしげな名前。
この曲、少し『SE』の集まりのような感じがするのですよね。こういうのはあまり好みではないのです。
ただ、劇中では最初に使われていて非常に印象深かった。
テクニカルかつ広がりを感じさせる表現が、『OZ』という世界をうまく表わしているように感じます。

02.『Overture of the Summer Wars』
まず、始まりの躍動感がいいですね。
ただ、それが展開するところで、楽器がぐちゃっと好き勝手に鳴るような感じはどうも馴染めない。
家族のドタバタ感を表わしたのだろうとは思うのだけど、ちょっとやりすぎかなぁ…。
しかし、その次の中間部の伸びやかで美しい掛け合いは秩序立っていていいですね。
やっぱり、いざという時はまとまるのだという表現でしょうか。
そして、これらをもう一回繰り返して、『Happy End』にいたる曲展開も素晴らしい。
この曲展開が『サマーウォーズ』という物語全体を体現しているように聴こえるのは私だけでしょうか。
『Overture』とは『序曲』という意味ですが、それに留まらず、『後の物語の暗示』みたいなものも、本曲に含まれているのではないかと思いました。

03.『陣内家』
曲全体通じて、出来がいいといえる曲ではないでしょうか。
そのせいか、いろんなTV番組のBGMに使われたりしています。
曲の流れの良さと、躍動感、秩序が同居していて聴きやすい。
伸びやかに跳ね回るような可愛らしい曲ですね。本CDの中ではかなり好きな曲です。

08.『健二』
ベタと言えばベタな曲かもしれません。でも好きですね。
涼しくて、静かな田舎の夏の夜といったイメージの曲。
そこに、ノスタルジックな切なさと、素朴な優しさが出ているような感じ。

09.『栄の活躍』
これはかなり好みの曲。
序盤のピアノと弦のピッツィカートで、小さなものを少しづつ積み重ねていく様子が表現されているような感じ。
そして、サマーウォーズのメインテーマが来るところで、積み重ねたものが力になるような様は、まさに劇中での『栄の活躍』ですよね。

11.『戦闘ふたたび』
軍隊が重戦車のように迫ってくるような重さ、壮大さが表されているような感じ。
序盤は、まさに開戦前といったような雰囲気がよく出ている。

13.『手紙』
自分好みの曲。
古風、和風で厳かな感じに、優しさ、暖かさ。
それをしみじみと思い返す悲しみ
まさに使われている場面そのもの。
劇伴として、非常にうまく作られた曲だと思う。

14.『みんなの勇気』
楽器の使い方が良く、伸びやかで曲に厚みが出ている。
悲しみを乗り越えて、力に変えていくようなニュアンス。
尻切れトンボな感じがするのが残念だが、これが指定だったのだろうと思う。

15.『1億5千万の奇跡』
私が、これ1曲でサントラを買わされてしまったほどの威力がある合唱曲(爆)。
映画を見た方は、これが流れるところでゾクッとしたのではないかなと勝手に推測してみる。
全体の曲展開のニュアンスは、まさにタイトル通り。
小さなものが積み重なって大きな力になるような感じ。
序盤、小さなものが少しずつ集まりだすようなニュアンス。
中間部の展開で力が漲り、膨張してくる様が表現される。
そして、最終部の転調は素晴らしく壮大で、完全に『決め曲』的扱いだとわかるような作り方。
曲の流れも自然でうまくいっている。
個人的に、合唱モノというだけで判断のハードルが下がってしまうのだが、それを差し引いてもなお劇伴として良い曲だと思う。

17.『The Summer Wars』
これは本作品のメインテーマとも言うべき曲ではないかと思う。
戦から力強く凱旋してくるようなイメージの曲で、テンション上がりますね。
音の厚みもあって、かなり好みの曲です。

18.『Happy End』
ベタベタの締め曲といった感じの曲。
こういう爽やかで優しくドラマティックな曲調は非常に好み。
曲の流れ方、盛り上げ方も違和感がなく、曲全体の出来としても良いと思う。
所々に出てくる切ない感じの表現もいいですね。
劇中の名シーンが目に浮かぶよう。素晴らしいです。


書いてみると褒めてるところが多いですね。
確かに、どの曲を聴いても、映画の場面が思い浮かんでくるので、サウンドトラックとしては成功していると言ってよいと思います。
また、『SE』の集まりのようで無機質的な曲も、違った楽しみがあって世界が広がった気もします。

しかし、それでも「どうも納得いかない…」というよくわからない感想を持っているというのが実感です。
やっぱり『SE』の集まりのような無機的な曲が多数存在していることに、違和感があるのでしょうね。
これは『音楽』って言えるのかなと。私の見方が狭いのでしょうね。

有機的でメロディアスな音楽がもう少し多ければ、お勧め『しやすい』のになぁ…という印象です。 

もちろんそういう有機的な曲もちゃんと用意してありますし、
映画のテーマとして無機的と有機的なものを並立させないといけないというのもわからなくはないのです。
でも、やっぱり無機質的な曲については、音楽単体の旨みをかなり犠牲にしてしまっているのではないか…という、
こうした思考の繰り返しに陥っているような感じです。
このあたりは好き好きだと思います。自分はそういう風に思ったというだけのことです。

なんというか、『サントラ』としては成功しているのに、『音楽』としてはどうだろうかと考えさせられる不思議なCDでした。

リンク→サマーウォーズ オリジナル・サウンドトラック(Amazon)

成城石井 アッサム

2010-03-12 18:40:47 | アッサム
『成城石井 アッサム』

成城石井さんのオリジナルブレンド。成城石井の店舗で見かける、金色の袋に入っている紅茶ですね。
ダージリンがなかなか美味しかったので、アッサムはどうかと思い、購入しました。
160g900円。フルリーフのアッサムとしては、かなり安い部類に入ると思います。

茶葉はフルリーフで、黒っぽい色をしている。ゴールデンチップはほとんど見受けられない。

5gの茶葉に400ccのお湯、3分蒸らしで淹れました。

香りは洋酒のような上品なもの。ただし、香りの量は控えめです。
飲むと、針葉樹のようなウッディーな風味が仄かに口の中に広がります。
渋みは皆無。甘みは割とある。ビロウドのような舌触り。滑らかです。
コクは強すぎず弱すぎずです。全体的にあっさりした味わいになっています。

ミルクを入れると、僅かにチョコレートのような風味が立つような気がします。美味しいです。

個人的にはもう少しリッチな感じが好みですね。少し風味が浅いような気がします。
しかしこのお茶、コストパフォーマンスが抜群ですね。この値段でこの味はなかなかないと思います。
普段使い用になら、悪くない選択になるのではないでしょうか。

リーフル ダージリン 2009 2nd マーガレッツホープ農園 DJ-164

2010-03-07 10:00:44 | ダージリン
『マーガレッツホープ農園DJ-164ムスク』

リーフルさんの2009年度ダージリンセカンドフラッシュ。
価格は30g1575円と、リーフルの中では中間の価格帯に位置します。
茶葉は撚られた茶褐色の葉に、シルバーチップが少量入っているといった感じです。

3g300cc蒸らし5分で淹れました。

水色は橙色。
香りは葡萄のようにフルーティーで可憐な感じのもの。香りの量も十分。
滑らかな舌触り。味はデラウェアのような風味。そのなかに、甘い木の実のようなほっくりとしたニュアンスがあるような感じ。フルーティーさと、複雑な香ばしい旨みとが渾然一体となって厚みがある。これは素晴らしい。
甘みというより『旨み』中心のバランスという感じでお茶らしい。まろやかな渋みが旨みに変わっていく様がいいですね。
爽やかな旨みと、円熟したマスカテルな後味を残す。上品な感じでいいですね。後味の量も鼻に抜けるほどあり、満足感も抜群。

個人的には非常にいいお茶だと思いました。

自分の世界の狭さ

2010-03-03 20:02:09 | その他のWeblog
 って、まあどうあってもこの狭さからは逃れられないのですけどね。だからこそ、謙虚でなければならないと思っているわけです。にもかかわらず、ランキングなんてものを作ってしまった自分に嫌気がさしたので、記事を分解させていただきました。

 最近、10人ほどの劇伴曲作曲家の音楽を聴く機会がありました。それらを聴いていて、その内容の素晴らしさに驚くとともに、音楽の多様さに舌を巻きました。自分が聴いていた曲が、世界の音楽のほんの僅かなものに過ぎないというのは、意識していたつもりでした。しかし、それらがこれほど様々に輝きあるものだということに関しては、概念的な意識しか持っておりませんでした。これからは、ランキングなどというものではなく、1枚1枚謙虚に取り上げていこうと思います。

 それでもやっぱり佐野広明さんの曲はどうしようもなく好きだなぁ。

感想:TVアニメ版『魔法少女リリカルなのは』オリジナルサウンドトラック

2010-03-02 14:55:25 | 音楽系
「『魔法少女リリカルなのは』オリジナルサウンドトラック(キングレコード KICA-693)」
作曲:佐野広明・大平勉・太田雅友


<総論的な感想>
アニメに関しては、その手のジャンルをご存知の方には有名なものであると思います。
しかし、音楽単体で見ても、素晴らしい出来のものが非常に多いと感じました。

ボーカル曲の2曲以外はすべて佐野氏の作曲。
全体的にオーケストラ調の音楽が多いでしょうか。(ボーカル曲は・・・まあ何も言うまい。)

個人的には、「4.レイジングハート・セットアップ!」「11.この広い世界に」
「17.消せない過去、戻らない時」「19.雷光襲来」「24.雲海を抜けて」「28.想い、あなたへ」
「29.集え、星の輝き~スターライト・ブレイカー」「30.崩れゆく世界」「31.宿命の行く末」
「32.やすらぎ」「33.なまえをよんで」「39.リリカルマジカル、がんばります!」などが好みですかね。

タイトルがまた特徴的です。


<各曲の感想>
「4.レイジングハート・セットアップ!」
ベタベタの変身シーンというような感じの曲。
しかし、恥ずかしいということはなく、非常に推進力に優れた曲だと思います。
また、曲の始めから最後まで音が寂しくなる部分がなく、バランスが良い

さらに、楽器の用い方も好み。
高弦と低弦で始まって、中域が寂しくなる直前で管楽器を足してくるような感じが、なんとも言えず好き。
弦の流れに管が合わさって、大河を形成するようなそんな雰囲気も感じられる。

当CDで五本の指に入るくらい好みの曲。


「11.この広い世界に」
癒し系の曲?
雄大な夏の終わりに涼しい風を感じ、ふと寂しく思うときの爽やかな感覚。


「17.消せない過去、戻らない時」
アニメを見てたら否が応でも刷り込まれる曲。
しかし、この管楽器から生まれる、空虚感、寂寥感はどうだろう。
悲しみの森を一歩一歩進んでいくような感覚。五本指に入る。


「19.雷光襲来」
最初の圧迫感、圧倒感が凄い。
さらに、曲後半、音楽の膨張に飲み込まれそうな感じがどうにも好み。


「24.雲海を抜けて」「28.想い、あなたへ」
疾走感、決意感と曲展開による広がりが絶品。


「29.集え、星の輝き~スターライト・ブレイカー」
タイトルが正にという感じ。
出だしが若干クサいので、入れるか迷ったが、中盤の決意感と悲壮感、後半の解放感からやはり抜かせない。


「30.崩れゆく世界」
崩壊を予感させるような重厚感、圧迫感と、中盤の寂しさ。それと後半の悲壮感の対比がたまらなく好き。
曲のシメ方がいまいちな気もするが、やはり五指に入る。


「31.宿命の行く末」
まず曲のスケールが大きい
断頭台に向かっていくような悲惨感あふれる序盤の曲調から、中盤の管楽器の切なく悲しいソロに転じる時の寂寥感が非常に美味。
さらに、そこから展開する後半の悲壮かつドラマティックな音のフレージングに泣かされます。もうどうしようもなく好み。

本CDからどうしても1曲選べといわれたら間違いなくこれ。


「32.やすらぎ」
上記のような厚み、深みのある曲だけでなく、こういう爽やかで切ない曲もうまく書けるというのは凄いと思う。
終わり方が、麻枝准さんの何かの曲に似ている様な気もするが思い出せない・・・。


「33.なまえをよんで」
入れるかどうか迷いましたが、この曲に関しては仕方がない(爆)。
たぶんシーンのせいだと思う。
とは言うものの、やはり素晴らしい曲。

なのはとフェイトの心の交感が、見事に音化されている。
佐野氏が「1期を象徴する曲」と言い切るだけのことはある。


「39.リリカルマジカル、がんばります!」
上記とは打って変わって、非常に明るく、屈託のない感じの曲。
はじける躍動感、可愛らしく、子供っぽい感じが表現されているようでかなり好き。五本指に入る。

この曲を聴くと、なのはの「いってきまぁすっ」という声が聞こえてくるような気がする当方は、何か悪い病気なのだろうか。


<まとめ>
音質に関しては、打ち込みにしては厚みのある音がしていると思います。

個人的には、曲内容が非常に好み。
特に、空虚感、悲壮感、決意感が漂いつつも、非常にスケールが大きく、精神的な浸透力が非常に強いものが胸に来ますね。

感想:『ARIA The ANIMATION』オリジナルサウンドトラック

2010-03-02 14:49:53 | 音楽系
 ランキング記事で取り上げました。しかし、先日、自分の世界の狭さに気付き、ランキングを作ることの愚かさに気付きました。ということで、ばらして対等な記事にしておきます。

「『ARIA The ANIMATION』オリジナルサウンドトラック (Victor VICL-61795)」
作曲:秋岡欧・妹尾武・沢田穣治・笹子重治・窪田ミナ・北川勝利

TVアニメーション「ARIA」第1期のサウンドトラックです。
原作が割と有名らしいので、アニメの存在も知ってる人は知ってると思います。
以前、当BlogでこのCDを取り上げたことがありますね。

陽気で明るく、踊りだしそうな雰囲気イタリア風というかそんな感じの曲が多いですね。
でも、人のいない夕方の砂浜に一人で立ったときのような、どことなく寂しい気持ちが表現されているような曲もあるように感じます。
本作の世界観を引き出し、いい仕事してると思います。(ちなみに管理人はこのアニメをほとんど見ていない。漫画を見る限りということ。)
よく、テレビの食べ歩き番組とか旅番組のBGMに、本CDの曲がよく使われていますが、曲調が特徴的なのですぐわかってしまいます。

個人的には「4.AQUA」「18.星影のゴンドラ」「20.天気雨」「24.そして船は行く」が特に好みです。
録音の質もいいですね。ギター、ストリングス系の生楽器が多用されますが、これらの音色を割とよく捕らえていると思います。




感想:『怪盗セイントテール』サウンドトラック

2010-03-02 14:49:49 | 音楽系
 ランキング記事で取り上げました。しかし、先日、自分の世界の狭さに気付き、ランキングを作ることの愚かさに気付きました。ということで、ばらして対等な記事にしておきます。

「『怪盗セイントテール』サウンドトラック(PolyGram POCX-1013) 」
作曲:松尾早人・松本俊明・井上正巳

知ってる人は・・・いるんだろうか(爆)。同名の少女漫画が原作のアニメのサウンドトラックです。(このアニメも見てない。)
サントラには1と2があるのですが、特に好きなのは1の方。

作曲者3名書いていますが、ほとんどが松尾早人さんの作った曲で占められています。(しかも、残り二人の作った曲を編曲しているのも松尾氏。)松尾さんといえば、ドラゴンクエストの音楽を作っていらっしゃる、すぎやまこういちさんのお弟子さんとも言われているらしい。
(当方ドラクエの曲もなかなか好きです。ゲームはクリアしたことありませんが。)
「1.メインテーマ(オーケストラ・ヴァージョン)」「4.悪のテーマ~そして後悔」「7.聖ポーリア学院」「8.聖良の祈り」「14・20・28.純心(ヴァージョン1~3)」などが好みですね。以下、各曲の感想。

「1.メインテーマ(オーケストラ・ヴァージョン)」
躍動感、優雅、軽やか。全楽章通じて楽器の掛け合いが非常に美しい。このCDで三本指に入ります。

「4.悪のテーマ~そして後悔」
『悪のテーマ』ってタイトルがベタすぎるような(苦笑)重厚さ審判の時というようなイメージ。
切なさ成分を含んだフレーズを2回挿む曲展開で、非常に胸にくる。やはり三本指に入る。

「7.聖ポーリア学院」
エレガント。ヴァイオリンの響きが良い味を出しており、単純だが引き込まれてしまう。

「8.聖良の祈り」
私こういう甘々なメロディーに弱いのです。わかりやすいロマンティックという感じ。

「14・20・28.純心(ヴァージョン1~3)」
この切なさ、可愛らしさ、いじらしさはどうだろうか。
下世話な言い方をすれば「この気持ちが恋なの?」というような感じ(恥)。少女漫画テイストとも言いうる。
こういうの非常に好み。このCDで1曲選べといわれたらこの曲を取ります。
ヴァージョン違いというのは演奏してる楽器が違うということです。(14.ピアノ、20.管楽器、28.弦楽器)
どのヴァージョンも楽器の音が綺麗に録音されており、それぞれの音色の良さがわかる。
個人的には僅差で28が好み。当曲には、表現の幅の広い弦があっているのかも。

あと、本CDで特筆すべき事項としては、全体的に録音が非常に良い点でしょうか。

ブルックボンド アッサム エキストラ

2010-03-01 08:56:59 | アッサム
『アッサムエキストラ』

ブルックボンドさんの茶葉。同社の通販で買える。
同社のアッサムは4種類ありますが、価格帯としては一番上にランクされています。
50g735円と、アッサムとしては割と高めの価格です。

茶葉は、ゴールデンチップがちらほら見受けられるもの。

今回の淹れ方
5g350ccの割合で3分の蒸らし。

水色
深い赤茶色をしている。

香り
蜜のような甘い香り。土のような香りはほのかにする程度。
両方の性質の香りがうまく混じり合っていて、上品な感じの香りになっている。


口に含むと、主張のある渋みと上品なコクを感じます。
この渋みは、舌の上でまろやかな旨みに変わるようなもので、非常に心地いいです。
洋酒のようなニュアンスの味わいです。
甘みは少なめのように感じます。個人的には、少しバランスが良くない感じがします。
若干ではありますが、舌の上にごわごわしたものを感じます。
甘い洋酒のようなニュアンスの余韻を残します。

同社のシュープリームと比較して、テイストは若干こってりしたものであるような印象を受けます。

総評
ファーストコンタクトには、強い渋みを感じるが、その後まろやかでおとなしい印象に変わる。
欠点は、舌触りが若干ごわごわするのと、甘みと味わいのバランスが良くないこと。
上品な香りと、旨みを持っているだけに、この点は非常に残念です。