紅茶の一期一会

紅茶歴(だけは)10年以上の管理人が、
主に、購入した紅茶の感想を書いています。

感想:リーフル ダージリン 2010 セカンド タルボ農園 DJ-234 ティッピークローナル

2010-10-22 19:46:47 | ダージリン
久しぶりの更新。

週1度は更新していきたいと思いつつも、こういう風になってしまう。
基本的に雑記というものをアップしないので、いろいろ感じたことはあっても取り上げる機会がない。
というのは言い訳。

ちなみに、佐野広明氏の音楽は相変わらず聴いている。
特に『ヘブンストラーダのサントラ』『渡り鳥に宿り木を イメージサントラ』
両方とも、駿河屋という店にて各々1000円ほどで入手したのだけれど、内容が素晴らしすぎ。

たまには「最近聴いた音楽」とかそういうファジーな更新の仕方をしてみるか…。


という話はさておいて、今回は先日のお題(大分前だが)になっていた、ダージリンのレポート。

『タルボ農園 DJ-234 ティッピークローナル』

リーフルさんの2010年ダージリンセカンドフラッシュです。
30g1890円と高価なお茶ではあるが、自分の中では納得の価格。

<茶葉>
こげ茶、ベージュ色をしている。形のそろったフルリーフ。
シルバーチップも散見される。

<レシピ、蒸らし時間>
3g300ccを5分蒸らしで淹れました。

<水色>
深みのある橙色。

<香り>
焙煎香と甘いブドウのようなフルーティーなニュアンスが混在。上品かつ芳醇な香り。

<味>
・全体的な感想
バランスとしては、上品な渋みと旨み中心。

口に入れると、オレンジのような爽やか・華やかな風味が口の中に広がる。
それを、焙煎味を帯びた渋みが、ゆっくりと引き締める。
その渋みが引いた後は、白桃・ブドウ系の甘みが共にほのかに残る。

滑らかな舌触りと飲みごたえが両立したお茶。

・甘み
やさしい甘みが感じられるが、節制されている。
邪魔にならないが、後味としてほのかに残る感じが美味。

・渋み
キリっとした渋みがある。
収斂味があり、味が締まる感じ。
当然、雑味や尖りなどはない。

旨みとともに飲みごたえに寄与している。

・旨み
すっきりとした感じだが、必要十分にある。
冷めてくるとこっくりとした旨みが舌に残るようになる。

・後味
渋みが旨みにゆっくり変わり、清涼感のある甘みとともに残る。
不十分な感じもなく、非常に満足感が大きい。

・その他の特徴
冷めてからは、華やかさに落ち着きが付加され、重厚な印象になる。
口に入れると、重厚なマンゴー系の甘みと渋みが一体となっており、しっかりした筋の通った味わい。
それが引いた後は、こっくりとした旨みとフルーティーな甘みが強く舌に残り、非常に美味。

一度で二度楽しめるお茶。