ここんとこ続けて、文章の書き方について、くっちゃべる機会があった。
俺?って感じなんだけど、
まあ、失業対策事業みたいなもんで、ありがたくお受けするアタシ。
まあ、「書く」ってのは簡単なんだけど、
「伝える」ってのは難しいよね。
四半世紀、延々とそーゆー行為を続けて、お金をもらってきたわけですよ。
ではありますが、われわれの仕事はまさにOJT(オンザジョブトレーニング)。
「習うより慣れろ」であったり、「見て、盗め」であったりと、
まるで現代的ではありません。
マニュアルなんて言葉が忌避される、それはそれは古~い職場だったわけさ。
まあ、そんな一代年寄みたいな「職人」ばっかりいてもしょうがないよね。
ちょっと管理部門をかじった小生としては、
効率化、標準化を目指したいところです(笑)
とはいえ、やっぱり「書く」ってのは、基本、私的な行為。
商品化前提とはいっても、なかなかマニュアル通りにはなりません。
取材っていう行為も介在する場合、なおのことであります。
相手がいるわけでね。
それでも、俺がバカの一つ覚えみたいに喚き散らしてるのは、これ。
①文章は短く書きましょう。
②書いたら、声に出して読み返しましょう。うまく読めなかったら、それはヘン。
小学生に言ってるようなお話ですが、これを守ればたいていのことは何とかなる。
ただ、②については、時と場所を選ぶ必要ありだね。
いかなり声高らかに叫びだしたら、それこそヘンな人だもんねwww
で、さらに大切なのは、「団子の串」。
それぞれのエピソードや論が、一つの結論に向けてうまくつながっているかどうか。
整合性があるかどうか。
お団子(文章)にまっすぐ串(論理)が通っているかって話だよね。
美味しそうだから、無駄にもう一つ。
これはなかなか難しい。
つい、いろんなことを詰め込みたくなります。
熱心に取材すればするほど、いろんなネタやエピソードは入るわけで、
そうすりゃ書きたくなるのも人情だよね。
でも、それをやったら支離滅裂になっちゃう。
ぐっと堪えて、「串」をまっすぐ通しましょってお話ですね。
で、なんでこんなことに留意するかってゆーと、
それは、正確にちゃんと伝えるためなんです。
文章は基本、そのために存在するわけだから。
で、自分の思いを正確に伝えるには、読み手に優しいことが何より大切。
文章は短く、とか、リズミカルに、とか、団子の串とか、
それらはすべて、読み手に優しい文章であるためなのよ。
例えば新聞記者さんだった場合、
誰のために書くのかってゆーのは、自身の存在理由に直結します。
「お前さん、なんでこの道選んだんだい?」って話。
文章は、取材のスタンスをも映し出すわけさ。
まあ、いつまで経っても、文章ってのはなかなかうまく書けないんだけど、
自分を戒めるために、
そして、羅針盤なしにやみくもに進む若い人の気付きになれば、と、
ムニャムニャくっちゃべる小生なのでありました。