アラ・還世代のつぶやき

還暦後の楽しみ方あれこれ

雪の高野山

2013-02-10 19:50:40 | 四国逆うち遍路旅
 1月の大雪のあと高野山へ満願のお礼参りツアーに行ってきました。高野山には何度かお参りしたことがありましたが雪景色は初めてでとても綺麗でした。
 
 

 弘法大師が開かれた高野山へ無事八十八ヵ所を巡り終えたことの報告と感謝お礼という意味で「お礼参り」を奥の院で済ませました。
 
 高野山の信仰の中心であり、弘法大師さまが御入定されている聖地のため、脱帽の上カメラは禁止で、 橋の手前では必ず一礼してお参りします。
 

 御影堂(みえどう)の「弘法大師御影像」に無事の遍路旅をご報告し静粛な気分を味わいました。

 高野山は標高800メートルあり、見事な「つらら」を見ました。
 

 金剛峯寺と慈尊院(ご母堂の菩提寺)にも寄りました。
 
 金剛峯寺の大きなかまど
 

 しめ縄の代用として貼られている切り絵(縁起物)です。
 切り絵をして しめ縄の代用にしたと言われます。
 図柄はその年の「干支」「壽」「宝珠」などのめでたい模様を切って一年中部屋に貼っているとのこと。
 

 おっぱい寺の愛称がある慈尊院の乳がん治癒の絵馬
 

 雪景色の中の高野山は凛とした静けさがあり、とても良かったです。
 平成27年には高野山開創1200年です。
 また、その時はのんびり1泊してゆっくりしてみたいです。もちろん季節は厳しい冬!

四国逆うち遍路体験記-12(二日目)

2013-01-20 00:06:58 | 四国逆うち遍路旅
いよいよ結願成就に向けて出発です。まずまずのお天気で6番~1番までです。

◆6番 安楽寺
山門・・・白壁の竜宮門形式で上層が鐘楼になっている


温泉山の山号の通り境内に温泉がある


厄除けのさか松
厄年の大師を弓矢から守ったといわれ、大師のお手植えとされている


◆5番 地蔵寺

山門をはいると大銀杏「たらちね銀杏」が目に入ります(葉は全て落ちてました)




奥の院には有名な等身大の五百羅漢があるということですが、時間がなくていけませんでした・・・残念!

◆4番 大日寺
山門は朱塗りで、上部が円柱の鐘楼で、1階は角柱という珍しい作りで釘を使っていないらしいです


両面大師画像(はっきり見えませんでした)


境内ハス鉢にも氷が・・・・


◆3番 金泉寺

水不足を解消するために掘った井戸から霊水が湧き出たため、金泉寺と言われている

仁王門


弁慶石(力試しとして弁慶に持ち上げさせた大石)


黄金の井戸(水面を覗いて自分の顔が映ったら、長生きできるらしい・・・よかった映った!!)


◆2番 極楽寺
安産の寺として昔から親しまれている
43段の階段を上がれば本堂


長命杉 樹齢1100年を経たこの老大樹の生命力の霊気を受けると、長寿・病気平癒・身体健全・諸願成就が叶うと言われている


抱き地蔵 願い事をしてから、このお地蔵さんを抱えます。軽いと感じたら願いが叶うそうです(願い事は一つ)


◆1番 霊山寺
本来ならば順打ちならここがここが「発願の寺」、「同行二人」の長い旅となる。
風格のある仁王門


多宝塔 五智如来(ごちにょらい)を祀っている


さすが1番だけあって人が多いしお接待のみかんをいただきました。有田みかんでしたが甘くて美味しかった。
納経所も人が多く、両手で納経をされる方を初めて見ました(お許しを得て写させていただきました)


本堂で結願のありがたい法話と満願証をいただきました。還暦からの再出発のために始めた四国巡礼は私のこれからの生き方にても参考になりました。
最後のお話に「人は努力しなくてもいいんですよ、もし地獄で針の山に出逢えば体に良い効果の針だと思い、地獄風呂にあえば少し熱めのお風呂と思えばいい・・・・与えられたものを素直に受け止めるだけでいい」との言葉が心に響きました。


四国逆うち遍路体験記-12(一日目)

2013-01-19 19:50:09 | 四国逆うち遍路旅
昨年の1月から始めた四国88箇所めぐりも大詰めです。月1回12ヶ月かけてバスツアーで回りましたが、意外と大変でしたがお参りして帰ってくるとなにか清々しい気分になりました。次は個人でゆっくり回ってみたいと思いました。
88箇所を回ると1400キロの距離で全て回り終えることを結願成就といいます。
今回は11番から1番までです。

◆11番 藤井寺

弘法大師が境内に5色の藤を植えられてことからお寺の名前が付いたと言われている(満開の時は見事だとか・・・・)
本堂(ご本尊は、「厄除け薬師」)

 
雲龍の天井画は30畳の巨龍


六角堂には珍しい8本の手に弓矢を持つ持つ白龍弁財天が奉られている


◆10番 切幡寺
切幡山の中腹にあるため、境内までは333段の石段を登りますが、今回はタクシー利用でラクラクでした。
この山麓に機を織る乙女に、修行中の弘法大師が綻びた僧衣を繕うために布切れを所望された。乙女は、織りかけていた布を惜しげもなく切って差し出した。娘の願いの観音像を
彫り上げると七色の光明が放たれ、たちまち娘は千手観音の姿に変わったという伝説が残っています。


布とハサミを持ったはたきり観音像


切幡寺大塔(国指定重要文化財)
初重と二重の間が方形で、日本唯一の構造様式


◆9番 法輪寺

山門


ご本尊・釈迦如来涅槃(ねはん)像は、五年に一度開帳


◆8番 熊谷寺

中門をはいると境内から御詠歌のテープが聞こえます


色鮮やかな多聞天と持国天




◆7番 十楽寺

8つの苦しみを乗り越え、極楽浄土の10の楽しみを授かることが出来るようにとの願いから十楽寺となったと言われています
山門


愛染堂の愛染明王


「治眼疾目救済地蔵尊」は、古くから眼病、失明した人たちに霊験あり


一日目終了で徳島駅のホテルクレメント徳島に宿泊しました。
食事のバイキングも美味しく、お部屋も綺麗でハッピーでした

四国逆うち遍路体験記-11(二日目)

2012-12-27 22:49:20 | 四国逆うち遍路旅
 朝8時出発で17番~12番まで比較的近距離で、バスに乗ったり降りたりの1日でした

◆17番 井戸寺

本尊は薬師仏を中心に1体、左右に3体ずつ安置した七仏薬師如来



土地の人々が水不足で困っていることを知り、大師が錫杖で一夜にして井戸を掘ったといわれている面影の井戸(顔が映ると無病息災)


水は100円払えば持ち帰ることもできるように小さな容器が備えられている


◆16番 観音寺

風格漂う鐘楼門


本堂前の修行大師


◆15番 国分寺

山門


奈良時代に建てられた七重塔の巨大な礎石が残されている


消失した大師堂の基礎



◆14番 常楽寺

山門はなく石柱門



四国霊場のなかで唯一、弥勒菩薩を本尊としている


アララギの大木


木の俣にはちいさな大師像が安置(赤丸)


流水岩の庭園


◆13番 大日寺

新しくなった山門(四脚門)


しあわせ観音(合掌している手を模した中に小形の観音像が入っている)


◆12番 焼山寺
大型バスをタクシーに乗り換えて深い山中へ(四国霊場のなかで2番目の高地)




樹齢数百年の杉の巨木のなか本堂へ


境内の鐘は2つの鐘のうちの1つで、もうひとつの鐘は徳島市内にあったが、良い音が出ずこの寺の鐘との交換を申し出たが、鐘は「いな-ん(戻らない)」と鳴り響いたという




◆遍路の元祖衛門三郎の「杖杉庵」

22回目10番札所より八十八ケ所を逆にまわり、ついにこの焼山寺で大師に巡り会うことができたといわれている場所


2日間の行程を終え夕方無事難波着! あと少しで満願で~す

四国逆うち遍路体験記-11(一日目)

2012-12-26 22:44:43 | 四国逆うち遍路旅
 今年は12月から寒い日が続いていますが、先週四国遍路第11回行ってきました。
徳島に入り、22番から12番までの11ヶ寺を2日間で回りました。
今回は大阪難波から8時20分に出発して途中車内でお弁当→幕の内でした(冷めていて美味しくなかった)
お昼前22番到着

◆22番 平等寺
ご本尊は薬師如来で、仏は分け隔てなく一切衆生を平等に救済するという意味から名付けられた。


厄除け橋、厄除けの階段を上がると本堂


階段横のお地蔵様


◆21番 太龍寺
標高610mの太龍寺には川超え山超えロープウエイで


拝殿、御廟などの配置が高野山の奥の院に似ているため、西の高野山とも言われている難所の一つ

今も色鮮やかに残る龍天井




◆20番 鶴林寺
大師がこの山で修行していたとき、雌雄2羽の白鶴が舞い降りたといいわれている




どっしりとした三重塔と修行大師像


本堂裏の「弘法大師御本尊降臨之杉」


◆19番 立江寺

仁王門


お京の黒髪伝説(お京という女が夫を殺し、情夫とともにこの地へ逃れてきたところ、お京の黒髪は本堂の鉦の緒に巻き上げられたといわれがある)


白杉大明神は願い事は一つだけ


◆18番 恩山寺

母養山ともいわれご母堂ゆかりの寺




夕闇のなかの大師堂と御母公堂


等身大の地蔵像1体とその周囲に 20cm位の小さな地蔵像


一日の行程220キロで5ヶ寺は結構ハードでした

夜は阿波踊り会館で無双連による公演を間近で見ました・・・感激!