程久保川の辺で

程久保川のほとりに住んで30数年、ここが私達家族の終の栖家となりました。

啓翁桜

2013-12-31 16:43:46 | 随想

 2013年あと数時間残すのみとなりました。私自身あとどのくらい生きられるのかと思うこの頃ですが、今年も親しいと友と悲しい別れがありました。お二人とも癌と戦って,K子さんさんは8年、Tさんはわずか4ヶ月でした。

 山形県村山地方の特産品・啓翁桜を頂いたのは数年前でしたが、その後毎年西川町からとり寄せています。

   

まだ開花していませんが、優しいピンクの花が散ると、葉桜になっていきいきとした新緑が、一足早い春を感じさせてくれます。

つたないブログを読んでくださっている皆さま、来年もよろしくお願いします。

 

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粟国島記事 訂正

2013-12-23 19:57:18 | 旅行

 先に書いた粟国島の記事 誤った部分がありましたので訂正します。

トゥージ(水瓶) 火山から噴出した火山灰の凝灰岩をくりぬいたものでした。マハナ岬一帯が凝灰岩でできています。海から見えるマハナ岬の白い崖は絶景だそうです。

東ヤマトガーの水道施設 米軍支配下の沖縄の施政権を担った米軍の最高司令官である高等弁務官が作った。

知人のお嬢さんは沖縄県立中部病院で研修を受けた。この病院は救急医療に対応できる研修医を育てる病院として注目されている病院で、今年NHKのドキュメンタリー番組で報道された。正確には沖縄県南部医療センターからの派遣。離島が多い沖縄の医療体制が、内地より整備されていることに驚いた。

 

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2014年カレンダーができました

2013-12-17 14:46:40 | 随想

 フラワーアレンジの写真を使って、2014年カレンダーが出来上がりました。

お友達の素敵なアレンジも使わせていただきました。

毎年このカレンダーを待っていてくれるお嫁さんのお母さんと、アメリカにいる娘に早速送ります。

   

 

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戦禍のあかし

2013-12-16 18:55:17 | 旅行

 摩文仁の丘は沖縄本島の南端 断崖絶壁の地。

アメリカ軍が本島中部に上陸したため、住民は北部の山岳地帯に避難できず南部めがけて殺到した。沖縄県知事は司令部を南部に移すのは、大量の避難民を戦禍に巻き込むから、止めてと懇願したが聞き入れられなかったそうだ。

沖縄戦の死者 県外出身の軍人 6万5,908人 沖縄関係軍人(中学生の学徒隊を含む)) 2万8,228人 住民 9万4000人 アメリカ軍の戦死者は1万2520人というから、あわせて約20万人の人が死んだことになる。

54万50,00人のアメリカ軍が、人口59万人の沖縄を襲ったのだ。

「本土決戦を1日でも遅らせるため、沖縄を本土防衛のため捨て石にした。」という事実に私たちはなんと答えたらいいのだろ。

平和公園

   

     

   

平和記念公園の一郭にある沖縄県平和祈念資料館で、社会科見学らしい高学年の小学生が、熱心にメモしている姿に感動した。。

 平和の礎(いしじ)

   

  摩文仁の丘

   

   

  摩文仁の丘には、それぞれの県の慰霊碑がある。

埼玉県の慰霊碑はとりわけ立派だった。

   

   

   

  ひめゆりの塔 手前の壕は野戦病院の地下壕跡

    

   

 

 

   

    

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復元した首里城

2013-12-16 17:47:08 | 旅行

 日本軍第32軍司令部が首里城に置かれていたため、沖縄戦で徹底的に破壊され、私が25年前に行った時は城跡しかなかった。

復元された首里城

   

 模型 

正面が王座がある正殿 

   

  琉球王座

   

  庭園全体を写した明治期の写真(2004年に発見)と遺構・絵図資料で復元された庭園

   

   

 石垣 独特な石積み

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

   

 

  

  

   

  

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2013年12月 フラワーアレンジ

2013-12-13 21:21:17 | 花おりおり

 毎年12月はクリスマスを祝うアレンジをつくります。今年は一段と斬新なアレンジを楽しみました。

  

  

  

  

  

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粟国島 公共機関

2013-12-10 18:41:41 | 旅行

 村役場・小中学校がある通りが村のメインストリート。民家もこの付近に集中しています。

村役場

   

   小・中学校正門

学校の前の村唯一の信号機。 島を出た子どもが信号機を知らないと困るので、設置してあります。

  

県立沖縄中部病院粟国島診療所

  県立沖縄中部病院で厳しい救急医療研修を終えた、知人のお嬢さんが一人で診療をしています。

昨年赴任早々、牧草を伐る機械で指を切断した老人が担ぎ込まれました。指を持ってこさせて応急処置をして、ドクターヘリで本島の病院へ運び、老人の指は繋がったそうです。見るからに楚々とした美人のY子ちゃん。その度胸とたくましさに感動しました。

   

村には2カ所港があります。集落近くにある港は那覇との連絡船が1日1便入りますが、ちょっと風が強いとすぐ欠航します。

写真の西漁港は連絡船は入れません。漁船が通るためにサンゴ礁を掘ったところは帯のように海の色が変わっていました。

島の人たちはここも連絡船が接岸できること望んでいます。

   

   

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粟国島 くらし

2013-12-09 17:17:56 | 旅行

 粟国島は川が無い。昔は雨水のみがたより。古来島の人々は水確保に大変な苦労をしました。

トウージ

サンゴ礁をくりぬいて水瓶をつくりこれに雨水をためて、飲料水や生活用水にしました。

  

集落総出でサンゴ礁をくりぬいたトオージを海から家へ運んだ。その苦労を忘れさせないため、こどもたちに「トウージ」の学習を行っています。

  

アメリカ軍の島施政官が、島唯一の水源を島の人たちのための水汲み場を作った。車でもかなりの道のり、しかも険しい断崖を下らなければなりません。。

  

  

  

 

  

  

 大正池 大正初期灌漑用に作られました。いまは野鳥の楽園。

  

灌漑堀跡

  

海水を淡水化する施設

  

  塩工場

天井からつるした竹の枝に海水を注ぎ、何回もくりかえして塩分濃度をたかめます。

  

小屋の内部

  

海水を釜で焚く。

  

苦汁を分離する。(左の槽にたまったのが苦汁)

   

  塩の結晶が大きく他の塩のように真っ白ではありません。ミネラル分が豊富です。ただなめても美味しい塩です。  

  

かりんとう

 粟国島という言葉に見られるように、かつて島の特産は黍でした。琉球王朝時代は黍を租税として納めていたそうです。いまは量産されていませんが、黍と島の黒糖を使って女性たちがかりんとうを作っています。

きびと小麦粉の生地を手で伸ばします。

  

揚げます。

  

大鍋で黒糖をからめます。これはかなりの重労働。ベテランのお母さんが頑張っていました。

出来上がったかりんとう、美味しかったです。

  

村営牧場(仔牛を育て他産地へ出荷)

  

  この日は寒い日でした。仔牛が2頭体を寄せ合っています)

  

  

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粟国島 祭祀

2013-12-09 13:50:24 | 旅行

 沖縄の島々には今なお伝統的な祭事がしっかり残っていて、それぞれの集落の祭事を取り仕切るノロ(女性)がいます。

この拝み所はその一つです。

  

 門柱の墓所

  門柱でつながっている一族の共同墓です。

共同墓の入口は石でふさがれいますが、もう守る人がいないのか、内部むき出しで人骨を収めた甕が散乱している痛ましい墓もありました。

   

  

洞寺

洞寺の鐘乳洞の奥に、この地で亡くなった高僧の祭壇があります。

  

  

  

  

  

  

洞寺の門の傍にある「もんじゅる節」発祥の地記念碑

  

  

 

  

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粟国島 自然

2013-12-09 09:02:51 | 旅行

 粟国島は沖縄本島の那覇から北西60km 船で2時間 9人乗りプロペラ機で30分の孤島です。

  

  

 火山の溶岩と隆起したサンゴ礁でできた島。小高い台地と低い草原がある7,645キロ㎡・人口822人の島です。

海辺はすべてサンゴ礁、ギンガマアジの巨大トルネートは粟国しかみられないそうで、ダイビングには絶好です。

  

マハナ(岬)

広大な草原の先端は断崖絶壁

  

  

台地の花々

 

  

  

  

  西に久米島 南に慶良間諸島が見えるはずでしたが、夕陽も雲に隠れて見えませんでした。

  

サンゴ礁の海岸

  

  

長浜ピーチ

シュノーケリングスポットとして最適の白浜ピーチです。

  

浜辺に堆積しているサンゴ礁のかけら

  

遊歩道が台風で寸断されています。

  

 

 

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沖縄へ行ってきました

2013-12-02 19:55:51 | 旅行

 先月沖縄の粟国島と沖縄本島の首里城・摩文仁の丘・ひめゆりの塔を見てきました。

 粟国島は那覇から船で2時間の孤島。観光地でもない粟国島へ行ったのは、島の診療所の医師として赴任しているお嬢さんを援助するため知人夫婦がそこに住んでいたからです。サンゴ礁が隆起した小さな孤島ですが、南国の自然豊かな島でした。追々紹介します。

人口700人の島に県立中部病院の付属診療所があります。県立中部病院から何にでも対応できる救急医療研修を終えた若手ドクターが派遣されています。重症患者はドクターヘリで本土の病院へ搬送されるシステムが確立しています。その様子はNHKのドキュメンタリーで放送されたので、見た方もあるのではないでしょうか。

 本島では摩文仁の丘の平和資料館と少し離れたひめゆりの塔で、沖縄戦で住民の受けた惨劇を見ました。兵に威嚇されてガマの中で赤ちゃんの口を押え窒息させている母親と見守る家族。いまなお、アメリカの基地に苦しめられている沖縄の人々へ、私たちは無関心であってはならないと思いました。。

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