程久保川の辺で

程久保川のほとりに住んで30数年、ここが私達家族の終の栖家となりました。

8月16日

2009-08-20 10:22:57 | 随想
8月16日は、41年前にリンパ肉腫で他界した長女(6歳6カ月)の命日でした。
異変を感じて3カ月、高熱が出て半月で逝ってしまいました。病名を正確に知ったのは、死後の局所解剖でです。今だったら医学も進歩しているので、「少しは延命できたのでは」と、返らぬ愚痴をつぶやいています。

夏休みに入って、せっせと夏休みの宿題をやっいるので、「そんなに急がなくてもいいのだよ」と、言ったことが思い出されます。
ランドセルその他の遺品は長年捨てられないでいましたが、やっと捨てる決心がついたので処分しょうとしたら、兄である息子に止められました。

16日は息子も私も墓参りに行けなかったのですが、なんとお嫁さんが行ってくれました。「行ってください」と頼んだのではありません。嫁のやさしさに涙がこぼれる思いです。嫁は故人の長女と同じ日に生まれた同い年の人、夫の親友の娘です。今はアメリカにいる次女にとっても頼りがいあるお姉さんです。

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薬膳料理

2009-08-05 19:01:16 | 随想
立川中華街にある中華料理店の薬膳グルメの会に行ってきました。お店の普段のメニューにはない本格的な薬膳料理です。(薬膳に必要なたくさんの生薬をそろえるのが大変なのでしょう。)料理長は若い人ですが、国際薬膳調理師資格を持った人です。
北京中医医薬大学講師である岡本先生の薬膳についてのお話を聞きながら、お料理を頂きました。見た目も美しくとても美味しかったです。一遍に元気になった気がしました。


薬膳(やくぜん)とは
「中医学理論に基づいて食材、中薬と組合せた料理であり、栄養、効果、色、香り、味、形などすべてが揃った食生活に関する学問(中医営養薬膳学)
 生薬の原料や材料として用いられる海松子、金針菜、枸杞、紅花、山査子、銀、大棗、蜂花粉、百合、竜眼肉等を用いた料理のみならず自然界にあるものすべてを食物と考え、日本語の造語である医食同源のもとに個々人ごとに異なる体質や臓器に適した食物をどのように摂ることが効果的かを予防医学の見地に立つ中国医学による帰経(きけい)効果がある料理。」
だそうです。

冷前菜 陰陽と五行の前菜五種盛り合わせ



温前菜 皮バリバリの丸鶏唐揚げのソバ粉クレープ包み



牛すね肉と数種の生薬を使った蒸しスープ



才巻き海老とマスカットの青茶炒め



金華ハムスープ煮込み



皮つきバラ肉と五穀のワイン煮込み



冬瓜のスープあんかけ



利根川産天然ウナギと山芋の卵包み



緑豆入り海鮮粥



海鮮翡翠冷麺

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誕生日

2009-08-01 13:46:32 | 随想
今日8月1日は夫の誕生日です。元気ならば80歳。私は8月21日生まれ、嫁の母(夫の親友)は8月24日生まれ、そろって80に手が届く年齢になリました。
舅・姑は屋久島の玄関口宮之浦の出身。位牌でみると幕末以前から住んでいたことがわかります。大正末期、長男の舅は上京し、姑と所帯を持った以後は弟が次々に上京し、姑はその世話で大変だったそうです。いまではその子どもたちにとって、屋久島は縁の薄いところになりました。
夫は不便だからと言っても、本籍を屋久島から現住地に移すことに反対しました。自分のルーツは屋久島と、強い愛着をもっていたからです。


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