◆セカンドライフ◆ 恵那で楽しく田舎暮らし

串原は、国道無し・信号無し・コンビニ無しの限界集落
ここで見つけた古民家で、スローライフを始めました

農地法

2010年07月21日 | 古民家の探し方&手に入れるまで
またまた、は中津川まで何回か走ることになりました
(仕事のついでの時もありますが・・・)

我が家が買った田舎の古民家

「家とその周りの土地だけでいい」という意向に反し

売主さんの条件が、田畑や山まで一緒に買ってくれる人だったため

「えいっ!」とひっくるめて買ったものです

昔は山持ちというと「お金持ち~」という感じでしたが

今、岐阜あたりではやっかいもの扱いです

それよりもやっかいだったのが田畑・・・

「農地法」というのがあり、簡単に売買ができません





農地法第3条
農地の売買・貸借等をする場合
岐阜市外の農家(法人)が岐阜市内の農地の権利を取得する場合
岐阜市農業委員会を通じて、岐阜県が許可をする農地法第3条の許可申請が必要となります。
農業者、農業生産法人以外の法人等も農地を借りることができるようになりました。

いずれの場合も許可申請の詳細は農業委員会におたずねください。

申請書の締切日と許可日
  許可申請書の締切日 許可日の目安
岐阜市農業委員会許可

(岐阜市内の農家が申請する場合)
毎月20日

(土日祝日の場合は前開庁日)

ただし、11月の締切日は変則的

となりますのでお問い合わせください。
翌月中旬以降
岐阜県許可

(岐阜市外の農家が申請する場合)
同上
翌月末以降

申請書を提出する際は農業委員会事務局まで持参ください。

●許可にならない場合
以下の場合など、農地法第3条の許可が認められない場合がありますので、注意が必要です。

権利を取得しようとする者(またはその世帯員等)が経営農地等のすべてについて耕作すると認められない場合。
権利を取得しようとする者(またはその世帯員等)が農業経営に必要な農作業に常時従事すると認められない場合。
岐阜市において権利の取得後、経営面積が原則として40アールを満たさない場合(下限面積による制限)。
権利を取得しようとする者(またはその世帯員等)がその取得後において行う耕作の内容並びにその農地の位置及び規模からみて、農地の集団化、農作業の効率化その他周辺の地域における農地の効率的かつ総合的な利用の確保に支障を生ずるおそれがあると認められる場合。


これは岐阜市のもので、他の市町村では多少違いがあります



我が家の場合、恵那市による「下限面積による制限」に該当したため

とりあえず、仮登記だけしておいて

雑種地を耕作することを農業委員さんに認めてもらって
(重機やトラクターで耕してもらいました)

田畑が合計で下限面積以上になるようにしました

その、農地が揃ったという書類を出すのには、期限があったのを忘れていて

昨日あたりから、あせって作っています


もともと、農地法というのは農地がこれ以上減らないようにするのが目的です

そのため、売買後3年以内は自分できちんと田畑をする意思があるかを

厳しく問われます

でも、農地を守るためだったら

もう少し、素人でも手を出しやすい広さ・条件でないと

今後、もっと荒れたままの田畑が増える気がします

高齢になって、作業ができなくなった田畑を

気楽に都会からでも通って、農作できるようにするほうが

農地を守れるのではないでしょうか?