NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

年越し蕎麦

2009年12月31日 | 日記
今日は12月31日、町には年越し蕎麦の文字が目につきますが、日本人の何割ぐらいが年越し蕎麦を食べるのでしょうか。アサヒビールお客様生活文化研究所の調査によると、92.8%の人が食べると回答しています。


食べ方も、温かいトッピング蕎麦、温かいかけ蕎麦、つけ蕎麦と色々ですが、我が家は横浜の角平さん風に冷たい蕎麦を温かい汁につけて食べる「つけ天」です。





年越し蕎麦の由来は、①寿命や身代が細く長くのびるようにと願う ②蕎麦が切れやすいことから、旧年の災厄や借財を断ち切る ③金細工師が金粉を集めるのに蕎麦粉を使ったことから、金を集める縁起担ぎ ④風雨に叩かれても、日が射せば直ぐに起き上がる丈夫な蕎麦にあやかる その他にも博多の承天寺や関東三長者を起源とするなど諸説あるようですが、ここは素直に細く長くという意をこめて食べることにしましょう。

江戸時代は盆暮勘定なので、商人は通い帳につけて貸しておいた代金の回収に歩かねばならず、年に一度の戦場というべき日にゆっくりと食事などできるはずもなく、手早く食べることのできる蕎麦が最適だったということで、年越し蕎麦の由来云々は後付けのように思われます。

ところで、政府は12月30日の臨時閣議で2020年までの「成長戦略」の基本方針を決定しました。これによると20年度までの平均で国内総生産(GDP)は名目3%、実質2%を上回る成長を目指し、20年度の名目GDPは650兆円程度と現在の葯1.4倍に増やすとのことです。

成長戦略は必要なものですが、どんなに頑張っても高度経済成長期が再来するとは思われません。江戸時代は経済成長率がとても低く、落語の時そばで知られる十六文という値段も70~80年間は続いています。現代的な見方では貧しいはずですが、私たちが想像するほど生活に困っていたとも思えず、そこそこ幸せに暮らしていたようです。そう考えた時、私は江戸が気になるのですが・・・
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