ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

 伊尾木洞探検ツアー !? 後編。

2024年05月15日 | 自然 花 写真

(土佐くろしお鉄道 (ごめん~なはり線) のホーム。高知県のローカル線です。)

 

話しは写真と違って 地球温暖化の話題です・・。

 

地球は長い歴史を持っています。地球全体が凍り付く 全球凍結という時期もありました。今世界各地に氷河がありますが 

私たちは今氷河期にいます。ただその中でとても寒い氷河期と間氷期があり 間氷期の中でも寒冷期と温暖期があり 今は

間氷期の中の温暖期です。人類が環境に適応しながら 森から出て草原に到り 地球各地に広がりました。1万2千年程前

から農耕や牧畜を始め 都市や文明が生まれました。

 

こうした気候変動が何故起こるか 地球が公転する軌道とか地軸の傾きもあり 太陽活動の活発化も一因のようです。それらは

長いサイクルがあります。その結果、異常気象は絶えず起こりました。では今起こっている異常気象はどうしてか ? という

と この変化は20世紀後半から急激に進んだのです。そこに特別な理由がある筈です。 多くの科学者達は人為的原因として

います。温室効果ガスの濃度上昇が原因であることは 95%以上の確率で確か!としています。人間活動が多くの場合 その

原因であるとして 大昔の温暖化とははっきり区別されています。

 

温室効果ガスの大量排出が異常気象ー気候変動の原因では?と科学者が言いだしたのは1824年のことです。産業革命が始まって

直ぐです。この仮説が実験によって証明されたのも160年程前です。産業革命前の二酸化炭素濃度は278ppmで現在(2022年度)

は417ppmです。50%増加しています。多くの科学者がこれらの科学データを踏まえ 人為的要因であると考えるようになって

います。

 

二酸化炭素は一旦大気中に排出されると数百年は大気中に留まると言われます。『脱炭素化』を実現しても産業革命前に戻る

には数千年かかるという試算もあります。今世紀末はおろか 紀元3000年になっても私たちが排出した二酸化炭素は残り 

未来の人々に影響を与え続けます。ということは産業革命以降に排出された二酸化炭素の炭素はまだ一部でしか影響を与えて

おらず これから本格的に次の世代に影響を与え続ける訳です。現状で言えば 温暖化は続き 益々加速するということです。

産業革命のメリットを否定する積もりはありませんが 未来にデメリットを残し続けることも事実です。

 

気候変動のもう一つの原因は 森林破壊です。森林は二酸化炭素を吸収してくれる大変有り難い役割をもっていますが 今

急速に森林が破壊されています。ブラジルのアマゾン インドネシア ナイジェリアなどの熱帯雨林です。私たちにとっては

遠い地域かも知れませんが 私たちはそんな森林の恩恵を受けています。まさにグローバルです。森林破壊によって二酸化炭素

の吸収量が減り その結果 大気中の二酸化炭素濃度が高まります。大企業による牧場化 農業化 農民の焼き畑などが原因

です。一方で温室効果ガスの排出が急増し 他方でそれを吸収する筈の森林が減少し(極地方の氷床減少も同様です。)この

プラス・マイナスの差は広がるばかりです。

 

作家やなせたかしさんが ローカル各駅のマスコットを描きました。 電車は直接デッキへ出て戸外が見渡せる特別仕様。

洞窟を抜けると そこは緑の世界。 

自然がそのまま残っている谷間です。確かに神秘的なイメージ。

両側に40種類以上のシダ類が自生している中 慎重に歩きます。

時々倒木もあり 自然の厳しさを感じつつ 歩きました。

伊尾木洞は 多くのシダ類が自生していることでも有名です。シダ類は4億年前から生きています。

長靴が無いと歩きづらい・・。 この洞窟や谷間も 太平洋の荒波が造り上げたものです。

こんな木で造った橋もあります。地面に見える緑の大きな葉は むさしあぶみの葉です。

倒木の先に見えるのは 小さな滝か ? ようやく沢歩きも終了です・・。

 

三段になった小さな滝。 全長400mものエキサイテイングなアドベンチャーでした。     

最後に奈半利ー後免線のキャラクターの紹介です。この着ぐるみも無料で貸し出してくれるそうです。

ちなみに安芸駅のキャラクター やなせさん作のうたこちゃん。 やなせさんは来年春の朝ドラの主人公になる方です。

途中通った安芸川(あきがわ)? 安芸市は高知市の東にあります。隣りではありません。(訂正)

観光の後 近くのレストランで頂いた 野菜のスープカレー。 美味しかったですよ。

 

 

      

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1 コメント

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Unknown (ケイジイサンfrom小諸)
2024-05-15 09:52:59
昼まだ暗い 鬱そうとした森の中を歩くのは 体力だけでは無く 度胸もいそうです、、、、蛇、マムシ等等。 人工の橋がありましたが この山奥に何方が造ってくれたのでしょう?。 最後の ご褒美?野菜スープカレーでホットしますな。 

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