ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

  富士山と秋の空 !!

2019年09月21日 | 自然 花 写真

   (  富士山の背景も 秋の空になってきました。 手前は花の都公園の黄花コスモスです。 )

 

又々 台風が来ています。去年の同じ時期のブログを見ると こういう書き出しでした。 『 この7~8月の豪雨 

雷雨 台風 それに猛暑・・、私たちの生活を壊してしまうような異常気象の連続でした。』 1年前の記憶は相当

薄くなりますが ブログのお蔭ではっきり甦ります。秋はよく旅に出ていますが どうやら異常気象の間をぬって 

出かけているようです。(今年は10月の予定です・・。)

 

富士山に登山鉄道を通そうというプランが山梨県で検討されています。1964年 東京オリンピックに合わせて 富士

スバルラインが開通。山腹を削って道路を造り 削り取った土砂はそのまま斜面に落とした・・。その結果樹木の植生に

大きな問題が出ました。道沿いの木々の根に雨水や地下水が行き渡らなくなり 瞬く間に枯れていき 一部に鉛筆のように

葉の無い木が立つだけの風景が残りました。  ( 『 富士山光と影 』より )

 

スバルラインが出来て 標高2300mまで 30キロのドライブが楽しめ 多くの人々が快適 便利に富士登山する

ようになり 又五合目までの観光に訪れる人も増えました。その5年後には静岡県側で富士スカイラインが開通。五合目迄は

身近な観光地となりました。観光客が急増し 地元の観光業者には メリットになりました。一方で環境問題も富士山に

なだれ込んだ訳です。オーバーユースによる弊害には 事前の対策が充分にとられませんでした・・。環境保護へのセフティ

ネットは講じられず 観光振興の拡大のみ優先される・・。 富士登山鉄道もこの一環のように思われます。

 

富士山が世界文化遺産となった2013年 31万人が登山しました。 1日1万人の日も。 わずか1mほどの道に往復6列の

 列が出来 数珠つなぎの混雑で 中には道で無い斜面を駆け下りる若者もあり ゴロゴロ 石を落としているようです。

これではハイカー達が交わす挨拶も全く出来ず・・?  登山者の安全も確保出来ない・・。 今年は混雑する富士山で

落石直撃の死者も出ました。 昨年の台風による大雨で崩落した斜面をネットでカバーしているが 写真でみる限り 

小さな地震でも落っこちそうな感じがする・・危うさです。 ヘルメットも用意されているが 使う人は少ないらしい。   

 

2016年に 世界文化遺産に推薦した諮問機関のイコモスは富士山の実態を把握し 改善の為の『 勧告 』をして います。

例えば 登山道の受け入れ能力を検討して 来訪者の管理戦略を定めるなどです。 これは適正な登山者数を維持する方策を

考えるということです。 世界文化遺産を維持する為の 『 宿題 』ですが 充分な対応はされていません。 現場の

利害もあって仲々難しい問題です。 落石 崩落はいわば富士山の悲鳴であり 怒りの制裁かも知れません・・。 荒ぶる山

であった富士山が恵みの山になり 多くの人々の憧れの山になって久しいですが  又恐ろしい山に戻る可能性があります

・・。 富士山は今や世界の宝です。 日本人が先頭に立って 秀麗な姿を見せてくれる富士山を いつまでも守っていくのが

日本人のつとめだと思っています。    。

 

色とりどりの ゼラニュウムのようです。

涼しい富士山麓に 美しく花が咲いて 絶好の観光日和 !!  土田さんもお出かけが多いようですね。

秋の空がいいか 黄花コスモスの畑がいいか  はたまた富士山がいいか 迷うところです・・?

積乱雲から解放されて 秋めいたやさしい白い雲です。

もう稲刈りもはじまりました。 黄金の穂波も間近です。

山中湖をぐるりと一周して あまり人の来ない所からの 1枚です。

珍しい 白鳥と鷺のツーショット ! 

露草に押されて あまり見なかった 紫露草(むらさきつゆくさ)。いい色をしています。

そして コスモスもあちこちで見られるようになりました。

赤まんま 別名 イヌタデ も秋の野原の主役・・? 脇役かも知れませんが 秋を感じます。

ガマ(蒲)の穂ですね。 勿論今年初めて・・。

先日拾ってきた今年の栗 ? まだ充分実が詰まる前に 台風で落ちた 青いイガの栗です。

そう もう紅葉も始まっています・・。

 

 

コメント (1)
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