最近私がコーチとしてクライアントに問いかける、「1%の自責」ネタ。
要するに、他責せずに自責しましょう、ってシュミレーション。ワークショップ。
もとは、私がコーチを受けた際、私のコーチの一人・三宅裕之さんに教わったもの。
それを私がアレンジして、何回かコーチングで使って評判がよろしいようなので、自家薬籠中のものにできつつある。
そこで、紹介します。1%の自責。
1 最近、とってもムカついたことを思い出してください。
2 そのムカついたことは、一見、「100%相手が悪い」のであって、自分は全く悪くないと考えがちでしょう。
しかし、あえて、「自分にも少なくとも1%の落ち度があった」といえないでしょうか。
3 例えば、スタッフの横領があったとする。原因は(特に社長であれば):
(1) その程度のスタッフを採用してしまった人を見る目のなさ
(2) その人の横領癖を気付けなかった自分の眼力のなさ
(3) その程度の人材しか雇えなかった自社のブランドのなさ
(4) 複数人チェック体制を取れずにその人にその仕事を任せた経営力のなさ
このように、1%どころか、20%とか30%くらい、自責することができる。
こうやって、1%の自責ポイントを、顕微鏡で拡大して、自責のパーセンテージを上げる。
そうすると、他責どころではなくなる。
人は、他人を変えることはできない。でも、自分は変えることができる。
他責していると、不機嫌・後ろ向きになる。自責していると、上機嫌・前向きになる。
こうやって、どんなムカつく事例でも、「1%の自責」ができる。人間関係は、100 vs 0 ってことはないから。
仮に、「どうしても自責ポイントが見つからない。相手が100%悪い」って思い得る事例があったとする。
その、1%たりとも自責できないものは、、、
実は、ムカつくに値しない。呆れるべき、軽蔑すべき事案なんですね。