メルシャンより、シャトーメルシャン岩崎甲州(750ML 2950円税込)が入荷。
このワインは、甲州ワイン140周年の記念ワインです。
明治10年(1877年)、勝沼の大日本山梨葡萄酒会社は2人の青年、高野正誠氏と土屋龍憲氏をフランスへ留学させます。
その年を元年として今年は140年。
大日本山梨葡萄酒会社は、その後解散、合併を幾度と経て、メルシャンにつながります。
このワインの凄いところは、留学した2人の青年の生家が今も続く高野家と土屋家の畑の甲州種を使った点です。
また、実は留学したのは、高野氏と土屋氏ですが、宮崎光太郎氏が留学したかったこと。宮崎氏は、宮崎家の跡取りで男が1人だったため、断念したこと。大日本山梨葡萄酒会社は宮崎光太郎氏が中心になって、その後展開していくのは、歴史のおもしろいところです。
留学した2人は、約束の留学期間の1年を過ぎて帰国したため、賠償金を払った、ということも文献にありました。
今メルシャンがあるところは、宮崎家のあったところで、宮崎醸造所として、建物などが保存、整備されています。
http://www.hamamatsuya.jp/wine-list5.htm#merusyan