山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

茅ヶ岳 白 発売

2017-05-19 17:58:07 | 新商品インプレッション

中央葡萄酒(勝沼)から、茅ヶ岳の白ワインの2016年が発売です。

甲州種の量が少ないため、2015年は半年ほど、欠品していました。

白の辛口です。

その裏ラベルには、茅ヶ岳の案内で日本百名山の著者深田久弥氏が最後を遂げた山という一文があります。

中央葡萄酒の明野農場は、茅ヶ岳の麓に在り、ひまわり畑が有名な所です。

甲州種の栽培を、従来の棚栽培でなく、海外で主流の垣根でしています。

棚栽培に比べ、収穫量は落ちますが、凝縮された良い甲州種が出来るとの事。

2016年ビンテージは、200円ほど値上げされ、2376円になります。

中央葡萄酒のワインは、毎年のように値上げされますが、日本のワインが儲からないため、強い決意を持って、値上げされているようです。

日本のワイナリーの価格を調べると、老舗ワイナリーのワインは安く、新設ワイナリーは高い傾向にあります。

老舗ワイナリーは、昔からの安い価格がベースにあるため、今でも安く設定され、新設ワイナリーは利益を初めから出す計算で価格設定されているので、価格が高くなる傾向があります。

中央葡萄酒は、老舗ワイナリーなので、ベースの価格が安く、栽培農家やワイナリー、流通販売業者がしっかり利益を取れる水準まで価格を上げようとしています。

特に栽培農家が、継続して栽培できる価格にすることを主張しています。

毎年価格が上がるので、批判意見もあるでしょうが、その強い決意は尊敬します。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list3.htm#chuo

 


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静岡発そこ知り5/17放送予告 八代昌明様テレビ出演

2017-05-17 11:45:48 | 八代様作品

静岡発そこ知り5/17放送予告

静岡のテレビに、八代昌明様が出ます。

作品も紹介されます。

本日5/17です。


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メルシャン 岩崎甲州

2017-05-16 10:11:25 | 新商品インプレッション

メルシャンより、シャトーメルシャン岩崎甲州(750ML 2950円税込)が入荷。

このワインは、甲州ワイン140周年の記念ワインです。

明治10年(1877年)、勝沼の大日本山梨葡萄酒会社は2人の青年、高野正誠氏と土屋龍憲氏をフランスへ留学させます。

その年を元年として今年は140年。

大日本山梨葡萄酒会社は、その後解散、合併を幾度と経て、メルシャンにつながります。

このワインの凄いところは、留学した2人の青年の生家が今も続く高野家と土屋家の畑の甲州種を使った点です。

また、実は留学したのは、高野氏と土屋氏ですが、宮崎光太郎氏が留学したかったこと。宮崎氏は、宮崎家の跡取りで男が1人だったため、断念したこと。大日本山梨葡萄酒会社は宮崎光太郎氏が中心になって、その後展開していくのは、歴史のおもしろいところです。

留学した2人は、約束の留学期間の1年を過ぎて帰国したため、賠償金を払った、ということも文献にありました。

今メルシャンがあるところは、宮崎家のあったところで、宮崎醸造所として、建物などが保存、整備されています。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list5.htm#merusyan

 


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シャンモリワイン アッサンブラージュ入荷

2017-05-15 12:57:49 | 新商品インプレッション

盛田シャンモリワイナリー(勝沼)から、アッサンブラージュが入荷。

アッサンブラージュは、マスカットベイリA種54%、メルロー種46%のブレンド。

アッサンブラージュは、ブレンドの意味。

マスカットベイリAは山梨産、メルローは長野産。

前回ご紹介した、CH酒折のメリーエーと同じブレンド品種です。

マスカットベイリAのおとなしさを、メルローで補強するブレンドで、程よい渋さのミディアムボディ。

価格はシャンモリのアッサンブラージュが1782円、CH酒折は2300円。

価格の違いは、CH酒折は熟成させたワインをブレンドしているため、と推測。

シャンモリはおそらく2016年産ですが、酒折はベイリAは2014年、メルローは2011年となっています。

しかし、ラベルのデザインからは、シャンモリの方が高そうな感じですね。

価格の高い酒折のメリーエーはこちら。↓

この2社は、山梨では少数派の、県外資本のワイナリー。

山梨で酒屋をやっていると、どうしても家族経営のワイナリーのワインを優先してしまいます。

県外資本のシャンモリや酒折、またフッジコワイナリーは日本ワインコンクールで常にワインが上位に入賞する実力のあるワイナリー。

しっかり販売していきたいと思います。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list2.htm#chanmoris

 

 


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CH酒折 メリーエー入荷

2017-05-13 10:50:29 | 新商品インプレッション

CH酒折のメリーエーが入荷。

メリーエーの名前の由来は、マスカットベイリA種とメルローから来ています。

その2つのブレンドなので、メリーエー。

CH酒折の造語と豪語しています。凄いですね。

日本ワインの父、川上善兵衛氏が、品種改良した在来品種マスカットベイリAと、フランス原産の国際品種メルローのブレンドワインは、山梨に結構あります。

丸藤葡萄酒のルージュ年号酒や、マルスワインのメルロー・ベイリA穂坂収穫は有名です。

マスカットベイリAのおとなしさをメルローの強さで補うという感じでしょうか。

マスカットベイリAとカベルネ・ソーヴィニョンのブレンドもあります。

メリーエーという名称は、CH酒折しか使っていませんが、判りやすいし広まると面白いですね。

そうなるとカベルネ・ソーヴィニョンとマスカットベイリAのブレンドのワインは、カベルエーでどうでしょうか。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list2.htm#sakaori

 


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