スペイサイドのオロロソシェリー樽8年熟成の、ボトラーズのウイスキーが入荷です。
入荷したのは、左のダークネス8年。
アルコール47.8度です。
輸入業者からの紹介では、「2.5回蒸留でつくられるスペイサイドの蒸留所」とあります。
ボトラーズウイスキーによくあるのですが、蒸留所の名前は隠されています。
直感で、モートラック!と思いました。
モートラックは、最近オフィシャルが発売されましたが、以前は500㎖ボトルのみの流通で、良質なウイスキーなのに、なかなか売り上げにつながらない、残念な事情がありました。
モートラックをこよなく愛する私には、「モートラックであって欲しい」という無意識な願望があったのですね。
入荷後、詳しく調べていくと、モートラックの蒸留は2.81回!
スペイサイドの2.5回蒸留を調べていくと、ベンリネスにたどり着きました。
ベンリネスは、オフィシャルを発売していない、モートラックと同じディアジオ社所有の蒸留所。
ボトラーズはよく出回っていますが、知名度はC級。
私がバイブルとしている土屋守氏の「ウイスキー検定テキスト」にも、今回のウイスキーガロアのスペイサイド特集にも、ベンリネスはページが割かれていません。
(年季の入った本で申し訳ないです)
(ウイスキーガロアでは、スペイサイドの蒸留所が59か所も紹介されているのに、ベンリネスは無い)
しかし気持ちを切り替えて。
オロロソシェリー樽熟成で8年。
さらに50ℓという小さい樽で熟成されたので、シェリーの風味がたっぷり。
アルコール度数47.8度なので、力強い。
ベンリネスという無名なウイスキーも希少価値あり。
限定120本のみの流通。
価格は6000円弱。
どうでしょうか。