日本の在来品種のぶどう、甲州種を使って、10種類以上のワインをつくる塩山洋酒の萩原氏。
今回の自信作はこれ!
樽甲州。
どこのワイナリーも発売していますが、甲州オタクの萩原氏はちょっと違う。
甲州種の果皮のスキンコンタクトを20日以上します。
醸造の事は判りませんが、白ワイン醸造の過程で、ブドウの果汁を絞る時、クリーンなワインを作る場合、スキンコンタクトはしません。
スキンコンタクトをすると、ワインの味に厚みが出るけど、雑味も出ます。
そのスキンコンタクトを20日以上もすると、ワインの色が茶色っぽくなるはずです。
味もエグミがかなり出ると思います。
そんなワインを、樽に入れ発酵させ、さらに樽貯蔵したそうです。
樽発酵と樽熟成では、樽発酵の方が、樽香が強くなると言われています。
それを両方して、特徴あるワインが出来上がりました。
好き嫌いがはっきりするワインと思います。
3300円。
うーん、どうかなあ。
甲州種の初心者の方には勧められない、個性の強いワインです。