山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

甲州オタクの極み

2023-12-21 21:30:50 | 新商品インプレッション

日本の在来品種のぶどう、甲州種を使って、10種類以上のワインをつくる塩山洋酒の萩原氏。

今回の自信作はこれ!

樽甲州。

どこのワイナリーも発売していますが、甲州オタクの萩原氏はちょっと違う。

甲州種の果皮のスキンコンタクトを20日以上します。

醸造の事は判りませんが、白ワイン醸造の過程で、ブドウの果汁を絞る時、クリーンなワインを作る場合、スキンコンタクトはしません。

スキンコンタクトをすると、ワインの味に厚みが出るけど、雑味も出ます。

そのスキンコンタクトを20日以上もすると、ワインの色が茶色っぽくなるはずです。

味もエグミがかなり出ると思います。

そんなワインを、樽に入れ発酵させ、さらに樽貯蔵したそうです。

樽発酵と樽熟成では、樽発酵の方が、樽香が強くなると言われています。

それを両方して、特徴あるワインが出来上がりました。

好き嫌いがはっきりするワインと思います。

3300円。

うーん、どうかなあ。

甲州種の初心者の方には勧められない、個性の強いワインです。


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