山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

間違ったが、気を取り直し・・・

2020-11-20 12:48:53 | お酒の話(ワイン以外)

スペイサイドのオロロソシェリー樽8年熟成の、ボトラーズのウイスキーが入荷です。

入荷したのは、左のダークネス8年。

アルコール47.8度です。

輸入業者からの紹介では、「2.5回蒸留でつくられるスペイサイドの蒸留所」とあります。

ボトラーズウイスキーによくあるのですが、蒸留所の名前は隠されています。

直感で、モートラック!と思いました。

モートラックは、最近オフィシャルが発売されましたが、以前は500㎖ボトルのみの流通で、良質なウイスキーなのに、なかなか売り上げにつながらない、残念な事情がありました。

モートラックをこよなく愛する私には、「モートラックであって欲しい」という無意識な願望があったのですね。

入荷後、詳しく調べていくと、モートラックの蒸留は2.81回!

スペイサイドの2.5回蒸留を調べていくと、ベンリネスにたどり着きました。

ベンリネスは、オフィシャルを発売していない、モートラックと同じディアジオ社所有の蒸留所。

ボトラーズはよく出回っていますが、知名度はC級。

私がバイブルとしている土屋守氏の「ウイスキー検定テキスト」にも、今回のウイスキーガロアのスペイサイド特集にも、ベンリネスはページが割かれていません。

(年季の入った本で申し訳ないです)

(ウイスキーガロアでは、スペイサイドの蒸留所が59か所も紹介されているのに、ベンリネスは無い)

しかし気持ちを切り替えて。

オロロソシェリー樽熟成で8年。

さらに50ℓという小さい樽で熟成されたので、シェリーの風味がたっぷり。

アルコール度数47.8度なので、力強い。

ベンリネスという無名なウイスキーも希少価値あり。

限定120本のみの流通。

価格は6000円弱。

どうでしょうか。

 

 

 


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