定年退職した元銀行マンが2代目の八代醸造。
銀行員だったとは思えないユーモアのある2代目の小林さんから衝撃の言葉が・・・。
「甲斐ブランは今年切る」
まるで融資先の企業を見捨てるかの一言が出ました。
甲斐ブランは、山梨果実試験場が白ワインの原料葡萄として品種改良(甲州×ピノブラン)したもの。ワインとしてはレベル高いものです。
八代醸造では三美神のブランドで販売していました。
ただし、葡萄の粒が小さい(甲州の半分以下))ため、ワインにするには非効率。
単純に計算しても、甲州より倍のコストになります。
小林さんよりそう指摘されると、最近甲斐ブランのワインを他社で見たことがない。
甲州より倍のコストがかかっていますが、価格は倍になっていません。
今まで、自社農園の甲斐ブランで作っていたために、安く提供してきましたが、さすが小林さん、不良債権は放置しません。
720mlの三美神の在庫はまだ余裕があるそうですが、一升瓶は在庫無し。
幻のワインになる前に、是非おすすめします。