山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

八代醸造の変わったワイン

2013-10-18 23:43:31 | ワイナリー訪問記

 

定年退職した元銀行マンが2代目の八代醸造。

銀行員だったとは思えないユーモアのある2代目の小林さんから衝撃の言葉が・・・。

「甲斐ブランは今年切る」

まるで融資先の企業を見捨てるかの一言が出ました。

甲斐ブランは、山梨果実試験場が白ワインの原料葡萄として品種改良(甲州×ピノブラン)したもの。ワインとしてはレベル高いものです。

八代醸造では三美神のブランドで販売していました。

ただし、葡萄の粒が小さい(甲州の半分以下))ため、ワインにするには非効率。

単純に計算しても、甲州より倍のコストになります。

小林さんよりそう指摘されると、最近甲斐ブランのワインを他社で見たことがない。

甲州より倍のコストがかかっていますが、価格は倍になっていません。

今まで、自社農園の甲斐ブランで作っていたために、安く提供してきましたが、さすが小林さん、不良債権は放置しません。

720mlの三美神の在庫はまだ余裕があるそうですが、一升瓶は在庫無し。

幻のワインになる前に、是非おすすめします。


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新巻葡萄酒のデラウェア新酒2013の驚異の売れ行き

2013-10-18 23:31:51 | ワイン四方山話

10月1日に新巻葡萄酒のデラウェアの新酒2013が発売になりました。

例年、1ヶ月で売れ切れるのですが、2012年は葡萄が大豊作で、ワインもたくさんあり、1年を通してデラウェアはありました。

まだ2012年のデラウェアの在庫は新巻葡萄酒にあります。

よって、油断していたのですが、10月1日の発売日を過ぎて、新巻葡萄酒に2013年のデラウェアを仕入に伺いました。

7700本醸造し、なんと7000本が既に無くなり、あと700本の在庫のみ。

「今年も香りの素晴らしいワインだよ」と社長夫妻は笑顔で仰いましたが、こちらは真っ青。

2013年は例年通りでした。

2012年が異例な年だったようです。


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日川中央葡萄酒 リエゾンワイン もう少しお待ち下さい。

2013-10-18 23:01:44 | ワイン四方山話

日川中央葡萄酒の一升瓶ワインのアイテムは、新酒のみの「いちのくらわいん」の白(甲州)と赤(マスカットベリーA)、メインブランドの「リエゾン」白(甲州、サンセミヨン、甲斐ブランなどのブレンド)と赤(マスカットベリーAと甲斐ノワールなどのブレンド)、甲州種古酒のヴィンテージワインの5つです。

しかし、10月に、いちのくらわいんの赤白とリエゾンの赤が品切れになり、リエゾンの白と古酒しかありません。

ただいま、新酒醸造中の最盛期。

赤のマスカットベリーAをタンクより試飲させていただきました。

色もOK、香りも良く、渋みもしっかり出ています。

山梨の葡萄は、昨年大豊作、今年も豊作ですが、日川中央葡萄酒では、昨年のワインより良い出来になりそうです。

11月初旬には、いちのくらわいんの赤白が登場します。

もうしばらくお待ち下さい。


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