全国には入手困難な幻の日本酒があります。
評判は良い、または良いと思われるが、販売店が限定されていたり、生産量が少なすぎて入手困難な日本酒です。
山梨は、日本酒メーカーが10社しかない(ワイナリーは80社)弱小県ですが、そのうち2社は入手困難な幻の日本酒メーカーです。
一つは、山梨市の養老酒造。有名な全国チェーンの居酒屋とは関係ありません。ブランド名は社名と同じ「養老」ですが、養老とは別ブランドの「櫂」(かい)という商品があります。
本醸造の生酒でアルコール調節されていない原酒です。
720mlのみのサイズでブルーのボトルで販売されていますが、養老より櫂の方が有名です。
もう一つは、富士川町の大久保酒造。ブランド名は「梅ヶ枝」(うめがえ)と「若富士」。
梅ヶ枝の方がメインブランドです。
梅ヶ枝の原酒は評判が良いです。
この2つのメーカーの共通点は、実質1人で経営されていること。
社長=杜氏を兼ねています。
よって生産量が少なく、自動的に幻の日本酒になっています。
山梨の酒屋で売っているところはほとんどありません。
養老酒造は、家族がいますので、メーカーに電話をすると繋がります(蔵=自宅)が、大久保酒造は、電話も通じにくい状況です(なぜかは不明)。
しかし、どちらのメーカーも社長は若く、誠実な方です。
規模は関係なく、良いお酒つくりに励んでいらっしゃいます。