背筋が寒い夢

夢物語。

私はなつかしい故郷の道をチャリで走っていた。

急に見たこともない、


長い坂道を下り始めた。


すると、見知らぬ大学の前に来た。


いつの間にこんな

大学ができたのだろう？


私は自転車を止めて、


校内に入った。


教室に入るともうすぐ

授業が始まるようだった。


私は空いている席に座った。


皆が開いている教科書が何なのか見えない。

隣の女学生が貸してあげると本を渡されるが、

何か気が進まなくなって退席した。


学生があふれている所があった。


就職相談コーナーだった。


見下ろす位の高い


カウンターに

三人の先生が

生徒の相談を受けていた。


あ！


真ん中の先生が



なぜか昔の部下のH君だ。


総務部長をしていた彼だ。

こんな所に再就職したのだろうか？


私は嬉しくなって駆け寄った。


しかし、彼がこちらに

目を向けた瞬間


私は腰をかがめ？



そのカウンターの下を

すり抜けていた。


何だか、落ち着かない

気がしたからだ。

会えば喜んでくれるか、

口が悪い私だから


照れるかもしれないし、

偉そうにしているから


邪魔してはならないと



感じたからなのだろうか？



その先に行くと、


二人の先生が話しながら



笑っていた。


あ！


その一人が昔の会社の役員だった。


何故彼がここに？

彼に会うと、

彼の派閥に入れと

誘われるから


ずっと拒否していたし、

会いたくなかった。


私は無派閥主義だから。

一体ここは何という

大学なんだと調べたが


その字が読めない


何語？


そして、私はその


大学を後にした…。


そんな夢物語でした。




二人は何年も前に


亡くなっていたのです。


以前もカウンターで

一人飲んでいたら、


後ろの5人組が楽しそうに飲んでいた。


早くこちらに来いと

呼んでいた。


目を覚ましたら


亡くなった仲間達だった。

私を呼びに来た


夢のようだった。



席についたり、


目線があったら


あの世に連れて


行かれそうな気がして



背筋がゾクゾクした


夢でした。



本能的に




彼らから避けた夢でした。




もう少し待ってて





下さい。


ありがとう！


合掌