生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

明日という日は新しい日

2017-04-14 02:05:26 | 日々の暮らし
会話とは話を会わせると書く。

一方的では成り立たない。

聞き役がいいと、話が盛り上がる。

落語家の古今亭志ん生師匠が

「話し下手、

聞き上手に支えられ」

と名言を残したといいます。

お釈迦様も

「話を聞いてくれない

人には仏の教えを、

教えられない」

と言ったそうだ。


会話はいかに傾聴が

大事かわかりますね。

嫌いな人の話は

うわのそらだから。

傾聴とは信頼や

愛の証しかもしれない。


普段あまりしゃべらないお年寄りに、


何か困ったことない?


痛いとこない?


食べたいものない?




「ない?」

の問いかけに

目を輝かせて

しゃべり出した。

困ったことは

ここの食事は何で

こんなにまずい!

旨いもの食いたい!


鰻の蒲焼き


お寿司


うどん

笑いだしたら


全盲のおじいさんも


そうだ!


予算あるだろうけど

もっと旨いもの

食いたい!


と言い出した。


話が盛り上がったが


食べたい意欲のある人は長生きするね。


看取りのおばあさんは、

痛みもない

食べたくない

心配事もない

欲しものもない

気力もない

何もいらない

声かけもいらない


あんたの声もうるさい


からいらない


と笑って


手を握ってくれた。


そうなんだよ、

みんなから言われる


あんたはうるさい!





やかましいけど

また来るからね!


毎日同じようで


毎日違う日が



過ぎて行く



明日という日は


明るい日と書く。


新しい日と書いて

「新日」

あしたと読みたい。



合掌


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