「何ごとにも人に抜きん出ようとすることはいい、けれどもな、人の一生はながいものだ、一足跳びに山の頂点へあがるのも、一歩、一歩としっかり登ってゆくのも、結局は同じことになるんだ。一足跳びにあがるより、一歩ずつ登るほうが途中の草木や泉や、いろいろな風物を見ることができるし、それよりも一歩、一歩を確かめてきた、という自信をつかむことのほうが強い力になるもの。」
(山本周五郎・ながい坂)
山本周五郎はすべての賞を辞退していた作家です。
その生き方に惚れた高倉健と同じ誕生日のため私も共感しています。
賞は神様から頂きましょう。
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