生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

人生の穴

2016-03-18 01:42:33 | 日記
今日は五連勤目の夜勤が待っています。

大変ですが、私は皆から働き者と言われているので、

愚痴はいいませんし、苦になりません。


私を必要としている仕事があるだけ幸せを感じています。

人は人には言えない苦しみ、悲しみ、悩み、悔しさ等を持って生きているものです。

それらを頑張って乗り越えるには

温かい優しさや、思いやりとか、心に染みる言葉等からです。


今日は私に気づかせてくれた言葉を幾つか紹介したいと思います。


『熟れたオリーブの

実が落ちるように』

このほんのわずかな時間を自然に従って歩み、安らかに旅路を終えるがよい。

あたかも、よく熟れたオリーブの実が、

自分を産んだ地を誉め讃え、

自分を実らせた樹に

感謝を捧げながら落ちてゆくように。

(ローマ帝国皇帝マルクス・アウレリウス)

死をイメージするもっとも素晴らしい言葉と言われている

「オリーブの落果」。

自分を産んだ大地(自然)を誉め讃え、育ててくれた樹(皆様)に感謝しながら落ちてゆく。

私はこの言葉を胸に秘め、日々感謝して生きています。

皆様の愛したご家族が亡くなる時、声にならない言葉は

ほとんどオリーブの落果のように感謝して、お先にと言っていると思います。


『人生の穴』

看護、看取(みと)りの「看」は手と目が合わさってできています。

どんなに医療が進んでも変わらないのが、
笑顔、温もり、言葉かけです。


神様は私たちの

「願ったもの」よりも

幸せを増すのに

「必要なもの」を

与えてくださいます。

それは、必ずしも自分の欲しくないものかもしれません。


すべて必要なものだと感謝して、

謙虚に受け入れることが大切です。



人生には思いがけない悲しみ、苦しみの

「穴」があったからこそ、

見えるものがあるのです。

(マザー・テレサ来日の時、通訳していた渡辺かずこシスターの言葉)


辛いこと、悔しいこと、理不尽なこと、悲しいことなど

あまり欲しくないことです。

しかし、これらも
きっと幸せになる為に

「必要なもの」かもしれません。

そう思って謙虚に受け入れて

乗り越えてください。


生きる力になりますように


合掌








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