生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

見失った心

2019-10-06 13:40:21 | 日々の暮らし

『秋風に

たなびく雲の

絶え間より

もれいづる月の

影のさやけさ』

(新古今集・左京大夫顕輔)

秋風に吹かれてたなびいている夜空の雲の絶え間から、月の光がこぼれ出ております。

なんと清らかな美しさでありましょう。

現代人もこのように 素直に肌で感じる心を

忘れないようにしたいものだと反省しています。

古典を読むとほっとして、見失った心を取り戻します。         感謝

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作者より

2019-10-06 05:29:15 | 日々の暮らし

皆さんの日々投稿する激文に毎日涙を流しています。

誰も読まず反応もない月日を思い出し、つい涙がこぼれてしまいます。

眼がかすんで字が打てなくなり昨年両目を手術しました。

皆さんからの励ましの言葉でここまで来ました。

感謝感謝です。

まずは心からのお礼をさせて頂きます。 ありがとうございます。

ここまで来たのは皆様のお陰です。

涙もろい未熟者より       感謝

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落花雨

2019-10-06 04:20:58 | 日々の暮らし

私は日々、筆と墨をできるだけ持ち歩いています。

雨や雪や花吹雪などに感動した時に浮かんだ言葉を綴る為です。

人はそれを見て、自由人と呼んでいます。

さて禅語に

『一夜落花雨(いちやらっかのあめ)

満城流水香(まんじょうりゅうすいかんばし)』

という言葉があります。

美しい花を、叩いて落としてしまうほど降った昨夜の雨。

一夜明けたらすっかり晴れて、雨が潤した街は花の香りで満ちていた。

美しい花を散らした雨を恨んだが、川には一杯の花が流れて街中を花の香りで満たしていた。

このようなことから、今起きたことを恨むのではない。

先に何が起こるか分からないからだ。

という戒めの言葉です。

雨は花を落とす為に降った訳ではない。

花は川を流れる為に散ったのではない。 それぞれの役目を貫いているのだ。

そこには、予想を越える展開が待っている。

日々の暮らしに心に止めていたいと紹介しました。        祈願

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