生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

笑顔と旦那様

2018-09-19 00:17:54 | 日々の暮らし
以前は外国人から、

日本人はよく笑顔で接してくれるが、何で笑っているのか

心の内が分からない?

という意見を聞いたものです。

外国の映画には、メガネをかけ、

カメラをぶら下げて

ニコニコしている人物を登場させれば日本人。

そんなイメージをされていました。

終戦後や、東京オリンピックなどで沢山の見たこともない外国人が来日して来ました。


言葉が分からず、

敵意はない、安心してくださいとの意味を込めての

笑顔の接し方だと思います。
日本にやって来た外国人で怪談などの作家で有名な、

小泉八雲が素敵な言葉を残してくれましたので紹介します。

『日本人は死に直面しても、微笑することができる。

その微笑には挑戦もなければ偽善もない。

われわれ西洋人が抱く性格の弱さとか、

陰気なあきらめの微笑と混同すべきではない。

日本人の微笑は、長い歳月をかけて丹念につくりあげられた

礼儀、作法の一つなのである』

と述べています。


私はこれを見て思わず拍手した記憶がありました。

2度のオリンピックを迎えるにあたり

小泉八雲の言葉を噛み締め

外国の方に笑顔で

おもてなししたいと


思いました。


日頃の礼儀作法として

身に付けたいと

思います。

自信を持ちましょう。


さて、今日は「旦那様」について話したいと思います。

旦那は梵語(ぼんご・古代インド語)の
ダーナが語源で
「施し物」という意味でお布施のこと。

お布施をくれる人を旦那様と呼んでいたのです。

お布施をくださる皆様のことを旦那様というのですね。

私がいつも身に付けているお経の観音経の中に
「慈眼視衆生(じげんじしゅじょう)」

という言葉があります。

やさしいまなざしで、みんなを見てあげなさい

笑顔で「目の施し」をしなさいとあります。

お金のかからない
お布施。

常に心掛けています。


合掌

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