gooブログはじめました!よろしく

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ 私は、日常の風景やイ
ベントなどを写真で紹介したいと思い開設をいたします。

北の海オポーツクの思い出

2013-03-02 13:12:02 | 旅行

 私が始めて社会人として門出をしたのは、北海道網走支庁管内の斜里町(自然遺産の知床入り口の町)でした。ここに2年余り勤務したのであります。冬になりますと北国ですので、雪は勿論のこと日本周辺で唯一流氷の現れる海域です。 流氷はご存知の通りロシアのアムール川からオホーツク海に流れ出て、この氷に海水が付着して成長するするものなどさまざまな形の大小の氷が風や潮の影響を受けて、1月頃宗谷岬の彼方に出現いたします。此れが、3月中旬くらいまでオホーツク海一面が陸地の様雪原となるので、トドヤ、アザラシなど怪獣がその上で戯れております。また、流氷の下にはクリオネちゃん(小さな生物「6㎜前後」)「プランクトン」が生息しています
 当時、仕事で網走管内の中央部にあたる北見と云う街があるのですが、そこへ出張で行く折には、前述のように一面が雪原であったのが、一晩中陸側(西風)から強い風が吹くとこの雪原が遙か沖に流れて行ってしまいます。この繰り返しが2ケ月程続く分けであります。
 流氷が流れ去って行くのは、3月末に北方四島の間から太平洋に流れ出すまで、東風が吹くと寒くて、春が待ちどうしかったことを昨日のごとく懐かしく思い出されます。
 このようなことから、冗談でしょうが、その雪原を指差し、原野は俺のもだがと云って騙されて売買が合ったと云う逸話があります。  
 写真の好きな方は、4、5月頃海面が冷たいので、空気との差が大きいため、シンキローが出現し、有りもしない陸が見えたり、流氷の残留が沖合い水平線上に見られます。また、運の良い人は、朝の太陽が昇る姿が真ん丸ではなく、四角い太陽が昇ってくる姿を見ることが出来ます。


網走市の郊外に濤沸湖(とうふつこ)がありますが、毎年白鳥が越冬のため舞い降ります。

斜里漁港 (知れ床の付け根にある港)

(同漁港 このように毎年1月から3月中旬まで流氷で埋まりますので休眠状態です。

休眠中は鱈の天日干し(秋口から捕れる鱈です、酒の肴に召し上がってください)


流氷にのってロシヤの贈り物もやってきます。遠くに見える山々は知床連山であります。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿