しょせん僕らは、運び屋である。運送業者はトラックというツールでもって物を運ぶ。今しがた食べたご飯は、お茶碗というツールで白米を口に入れるまで運ぶ。お茶碗はご飯を運ぶものである。お箸はちょうどトラックの荷台から降ろすフォークリフトに成りえようか。メディアも情報を運ぶものであるし、医者も病の体を健康的な体になることを運ぶ人である。クロネコやサガワなどの宅配業者、運送業者は、目に見えて運んでもらうことのできないものの中でも、信頼を運びます・・などとキャッチフレーズのヘッドコピーにある
そう考えると僕らは、今の何がしら不都合なところだと考えている人たちを、少しでも快適なところに移動するお手伝いの運び屋である。では何がその時のツールになりえるか・・キャリアカウンセラーはいったい何を運ぶのか。そのようなことを考えて日がな一日を過ごした。