年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

辞退します、と言った。

2017-10-17 00:00:00 | Weblog
 水引の細く小さな赤い花が付いた。花言葉は「慶事、祭礼」

 お慶びのこと、わが身にも周囲にもそのような話を聞く機会が少なくなってきたようで・・・



 吉本隆明は著書の中で「今の時代のすがたを自分で判断する」大切さのために新聞を読みなさい、しかもそれぞれの言い方が異なる複数の新聞を読んで「現代」を自分なりに掴むこと。更に重要なこととして「別に自分には関係ないよ」と言いながら問題なく普通の生活を送ることは可能でも、自分にはどうにもならないことが起きないとも限らない。180度変わることだってあるだろう。その時の自分と社会との関わり方をきちんと考える、つまり自分の態度が烏合の衆?に流されないためにも、自分一人が動いたって世の中変わらんョ・・などと埋没することでなく社会に自分がどのような関わり方をするのかそれを考えるためにも新聞を読みなさいと勧めてくる。
 でも我が家に新聞が配達されなくなって4年が経過する。TVニュースは時々見てるが、耳に入る機会が多いのはラジオが主となっている。TVでの映像と音声を見てもアナウンサーの姿格好に気を取られたり映像にしてもすぐに脳内から消去されてる。ラジオのニュースにしたってほぼ忘れる年齢となっておる。



 でも、なぜか先日の地元ニュースのことで、ラジオからの未だ脳内から一部消去されていないものがある。
ラジオから流れてきたのは「県内から人口を逃さないために、流出をさせないために」のフレーズが飛び込んできたことである。あたかも貯金する努力目標より少ない預貯金を減らさないために節約し通帳の目減りを防ぎましょう・・と言ってるような感じ。

 県内の人口減少について1985年の人口152.9万人をピークに2010年で143.1万人、2015年で138.5万人と減少し県として焦り始めているんだろうか、その対策のこと。何とか県外に人を出さないようにしましょう、の意見のようだ。
県の人口問題戦略本部として掲げてあるのは、
《人と人との絆を大切にする》《愛媛らしさを発揮する》《愛媛の魅力をつなぎ合わせて強みを高める》《自ら道を切り拓き新しい分野へ挑戦する》
へそ曲がりの自分が逆読みしてしまった。ここは、人と人のきずなが薄いところ、愛媛の魅力は点々バラバラでまとまりがないところ、当地にはパイオニアスピリッツもファイティングスピリッツもないところ。これらの当地の魅力を発揮するために・・どうするか、と。移住促進や若者の県内定着促進、子育て支援問題やら雇用問題などなど。

 未来を託す若い人向けにこれでは可哀そうではないかと・・。
若い人は世界に目を向けて欲しい、県外に飛び出して世の中を見聞してほしいし学ぶことが大切ではないかと思うがなぁ。そこからふるさとを眺めて欲しいナァと思うがなぁ。人口減少対策それ自身が問題点ではないかナァと思うがなぁ。
 それよりも

 全体人口は減っても世帯数が増加していることに知恵を絞って欲しいなぁ・・と。

 集団から個別へ、群れから孤立へ、近く親しい関係から疎らで親しい関係へ、密から疎へと自分には動いて見える。

それよりも、なぜ減少することがいけないのかの説明責任がいるのではないかと、さらにいえば近々の選挙のこと18~19才の選挙率が最低であった事実、社会教育、学校教育、家庭教育が少しずれてるんじゃないかと思ったり・・・
社会と個人の関わり方が少し偏ってるんじゃないかと思ったり・・・暇な時間が増えるとついつい余計なことを考えてしまう・・・

 フェイジョアの実がなる。バナナのような食感で香り良く甘かった。

 今日の就労支援対象者は造船工希望。コリャすぐ行けるなぁ・・と甘く見てたのが悪かった。協力雇用事業所の求人票の説明をする。会社情報を報せる。説明を終えて受刑者Aに面接受けてみる気持ちがあるか?と聞けば、26歳のAは断って来た。ワケを聞くと、この会社は知っています。技術レベルが私の目指しているものより落ちるので賃金を得るためだけに行くのであれば意味がありませんと真っ直ぐな目を私に向けて言い放った。次は受刑者Bの採用面接の実施。50歳のBは関西地区で従業員を5~60人ほど抱えていた建設会社の代表取締役であったが、売り上げ不振により倒産。資金繰りのための詐欺行為多数。Bの面接で協力雇用事業主C社の社長に来所いただき面接会を実施。即釈放後採用を願うも幹部会で検討する・・などとC社長から保留された。うまく行かぬ本日。

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