神戸港第4突堤に海上自衛隊の練習艦隊3隻が接岸し、23日に一般公開されました。
護衛艦 くらま
護衛艦 やまぎり
練習艦 しらゆき
の3隻です。一般公開されたのは「しらゆき」のみですが、「くらま」と「やまぎり」の近くからの写真撮影は可能です。
到着~
目の前に「くらま」がいます。
後部デッキにヘリを搭載しています。
4突南側のバース(Q1)に「くらま」が右舷付し、「やまぎり」はその左(東)側にくっつけられています。「しらゆき」は「くらま」の北側(Q2)に接岸していました。
練習艦「しらゆき」
後部にまわってみましょう。
練習艦といっても元は護衛艦ですから、装備は護衛艦と変わりません。
では乗艦してみましょう。
こんなパンフレットが用意されています。
まず後部デッキ。
Mk.29シースパロー短SAM
対空ミサイルですね。射程:秘密とか速力:内緒とかww
一応射程26km、速度マッハ4と言われていますが。
ちょっと可愛くしてみたw
左舷にまわります。
68式324mm3連装短魚雷発射管ですね。
くるっとまわって前部デッキ
このデカいのは74式アスロック8連装発射筒
対潜ミサイルですね。短魚雷に飛翔用ロケットを取り付けたもので、射程は約11km。マッハ1のスピードで飛び、着水後に潜水艦を目掛けて泳ぎますw
その前にあるのが
62口径76mm単装速射砲です。
最前部から「やまぎり」と「くらま」が並んでいる様子が見えます。
幅が全然違いますね。
「くらま」に搭載のヘリは格納されていますね。
右舷側にやってきました。
ハープーンSSM艦対艦ミサイルですね。射程140km
ここで下船して「やまぎり」と「くらま」の様子を見に行きます。
各艦のスペックは
種別 | 練習艦 | 護衛艦 | 護衛艦 |
艦名 | しらゆき | やまぎり | くらま |
船籍番号 | TV-3517 | DD-152(TV-3515) | DDH-144 |
建造 | 日立舞鶴 | 三井玉野 | 石播東京 |
就役 | 1983年2月 | 1989年1月 | 1981年3月 |
種別変更 | 2011年3月 | 2004年3月 | |
護衛艦→練習艦 | 護衛艦→練習艦 | ||
2011年3月 | |||
練習艦→護衛艦 | |||
定係港 | 呉 | 横須賀 | 佐世保 |
排水量 | 2,950トン | 3,500トン | 5,200トン |
全長 | 130m | 137m | 159m |
全幅 | 13.6m | 14.6m | 17.5m |
機関 | 川崎ロールスロイス | 川崎ロールスロイス | 石川島播磨FWD2 |
オリンパスTM3B | オリンパスSM1A | 2胴水管型缶2缶 | |
ガスタービン2基 | ガスタービン4基 | ||
川崎RRタイン | 石川島播磨2胴衝動型 | ||
RM1C2基 | 蒸気タービン2基 | ||
出力 | 45,000PS | 54,000PS | 35,000PS |
速力 | 29.7ノット | 30ノット | 31ノット |
乗員 | 200名 | 220名 | 360名 |
兵装 | 62口径76mm | 62口径76mm | 54口径5インチ |
単装速射砲1門 | 単装速射砲1門 | 単装速射砲2門 | |
Mk.15mod.2 | Mk.15mod.2 | Mk.15mod.2 | |
高性能20mm機関砲2基 | 高性能20mm機関砲2基 | 高性能20mm機関砲2基 | |
Mk.29シースパロー短SAM | GMLS-3型シースパロー短SAM | GMLS-3型シースパロー短SAM | |
8連装発射機1基 | 8連装発射機1基 | 8連装発射機1基 | |
ハープーンSSM | ハープーンSSM | ||
4連装発射筒2基 | 4連装発射筒2基 | ||
74式アスロック | 74式アスロック | 74式アスロック | |
8連装発射機1基 | 8連装発射機1基 | 8連装発射機1基 | |
68式324mm3連装 | 68式324mm3連装 | 68式324mm3連装 | |
短魚雷発射管2基 | 短魚雷発射管2基 | 短魚雷発射管2基 | |
搭載機 | SH-60J ヘリ1機 | SH-60J ヘリ3機 |
「くらま」
後部デッキに怪しいものが・・・
たぶんヘリの離発艦の時に指示を出す要員のカバーなんでしょう。
今夜は何かイベントがあるのか、準備作業が行われています。
前の方にまわってみます。
これはMk.15mod.2高性能20mm機関砲ですね。
最前部にきました。
今日、3月25日はDDH123 護衛艦「いずも」が就役します。
全長248m、全幅38mの全通甲板型で、基準排水量19,500トン。ヘリ9機を運用する最大級の護衛艦です。
搭載する武器を最小限にしていることから、一部ではヘリ空母と呼ばれていますが、この2番艦が再来年就役する予定で、「くらま」の後継と言われていますから、「くらま」を生で見るのはこれが最後かもしれません。