はるまのとりとめのない日記 (ほぼおやつ日記)

【とりとめのない】「特に重要ではない単なるおしゃべり」といった意味合い

*東京マラソン2010 

2010-03-01 | 道楽・ランニング

(長文です)

 
一夜明け、いつもにない痛みにあえいでいる。

ダメージが大きい。筋肉痛というか凝り?

まず痛みがあるのが右足つま先(拇指)。
爪が黒くダメになること (コレはあまり痛くない) は、今までも経験アリだけど、
打ち身のような痛みは初めて。

あとは足裏が全体的に凝ってるかんじ。
びしょびしょのシューズで42.195km走った結果か。
足裏が浮腫んでるようにも思える。ふやけたままだったりして。(それはないか)

雨対策で100均の雨合羽をスタート前から着ていた。
小降りになったら脱ぎ捨てる予定だったのだが、ずっと大雨だったので
終盤まで着たまま走っていた。
これが意外と負荷になって肩凝り(背中凝り)腰重に見舞われている。


・追記
 あまりにつま先が痛くてフィットネスシューズが履けない(=エアロできない)
 と案じていたが、なんてことはない、ちゃーんと履けた。
 家で室内履きにしているサンダルに比べ、フィットネスシューズは
 つま先に遊びがないせいか、ほとんど痛みを感じない。
 なので、何事もなく、いつものエアロビクス60分をこなすことができた。
 ヨカッタ~

・追々記
 フル以上の距離を走ったの翌日は、とりあえずケアしておこうと、
 いつもスポクラ内の整体に行く。ところが今日は16時半まで予約がいっぱい。
 で、近所の整骨院に行ってみたら月曜日は痛みのある人だけ。(保険診療?)
 コンディショニング的なことはやってないそうだ。
 仕方なく、その並びにある中国整体の門をたたく。
 60分の施術。中国人の先生。「かちかちにこてましゅね。」と言われた。
 「いたいでしょ。いたくないですか?」と「痛い!」と音を上げてほしそうだった。
 が、かたくなに「大丈夫です。」と言い続けた。
 おかげで、首・背中・腰の凝りは 解消された。

 「かなり凝り性ですね。かったいでした。」と言われた。
 「普段ほとんど肩こり、ないんですよ。」 と答えると、
 「それはコリに慣れてしまたですね。」 だって。
 続けて施術を受けて欲しいがための営業か?
 
 

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とにかく寒かった。
暑いのが苦手でも、寒さに強いわけではなく、どっちかというと寒いのも
苦手なのだ。スタート前に、すでにブルブル。第1回大会を思い出すが
あのときより気温が低いように思えた。

寒さのせいか、スタート直後から、「うう、トイレに行きたい。」と思い始める。
これまでフルマラソンで、途中トイレに行ったことはない私。
行列がイヤだし、しゃがむのも心配(攣るかも)ということもあるし、
なにより緊迫な状況に陥ったことがないので、42.195km トイレに行かずに
済んでいた。
今回は、前半からトイレを意識。
トイレのマークのプラカードを見つけるたびに、男女別のトイレかな~
とか、並んでるかな~とリサーチ。

結局、2回コースアウト。
1回目は公衆トイレだったのだが、女性用の個室が1つしかなく
3人か4人並んでいたのでトイレの前まで行ったがパス。
18km過ぎの公園のトイレで、目的達成。ここは個室が3つで1人しか
待ってなかった。(ココがおすすめかも。男性も行列少なかったみたい)
15‐20kmのラップタイムが32分なのは、このトイレのロスタイム。

20kmを過ぎ、初めての給食。
もしかして、もしかして、なくなってるということは…
大丈夫、今回は、ちゃんとバナナがあった。
小さくカットされてる。

スタート直前に、お赤飯のおにぎりを食べていたので、バナナは1カットだけ。
最近のマラソンの給食としてお気に入りの干しぶどうもあったが、
2,3粒だけ口に入れる。
そのあとの給食では、チョコレートパンや人形焼もあった。
施設エイドでいただいた温かいお茶もうれしかった。

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東京マラソンHPにアップされてたタイム

グロスタイムで4時間28分03秒
スタートロスが6分弱なので、ネットタイムでは4時間22分台かな。
自己ベストには到底及ばなかったけど、第1回の東京マラソンでは
24分台だったのでコースベスト

  

25km過ぎから5kmのラップタイムが32分を超えるようになった。
HPにアップされてたタイムを見て、25kmだったのか…と。
レース中は、失速したのは、もっと後だと思ってた。

とにかく、手足が冷たいの、冷たくないのって。(冷たいんです!)
シューズは、濡れてぐちょぐちょ。冷たさで足裏の感覚は全くない。
鉄板を履いてるような感じとでも言おうか、着地した感覚がないんだよね。
めちゃくちゃ重いし。
手指も感覚なし。かじかんでバナナさえつかみ損ねそう。
濡れた手袋をはめていると余計に冷たくなると考えて
ジップロックに入れた替えの手袋をお尻のポケット(チャック付き)に
忍ばせていた。第1回のときも替えの手袋を用意したが、ビニール袋に入れず、
じかにポケットに入れておいたので、付け替えようとしたころには、
替えの手袋もぐっしょりだったのだ。
今回は、「同じ轍は踏まず」 少し賢くなった。

しかし、手がかじかんで、ポケットのチャックを開けることが出来ない。
給水所でテーブルとテーブルの間に入り込み立ち止まったら
ボランティアの女性が、「どうしたの?どこか痛くしたの?」と声をかけてくれた。

わあ、お願いしちゃおう。

「申し訳ないんですけど、手がかじかんでチャック開けられないんです。
開けてください。開けて中の袋出してください。」ってお尻を突き出しちゃった。
「いいよ、いいよ、コレ(ビニール袋)出すのね。」とやさしいご婦人。
「重ね重ね申し訳ないのですが、中の手袋を出して、ビニール袋を
ポケットに戻して(PASMOも入ってた)チャック閉めてください。」
と、もう全てお願いした。ご自身も手が冷たかっただろうに
至れり尽くせり親切にしていただいて、とってもありがたかった。
濡れた手袋はランニング用ではない安物だったので、ゴミ箱へ。
乾いた手袋は、やはり暖かかった。

走ってる時は、錯覚と思ってたのだが、雪?霙?もチラついた。
あとになって、私の気のせいじゃなかったと知ったのだ。

途中何回もやめたいと思った。
こんなに寒いんだもの、リタイアしたって誰も文句は言うまい。
いや言わせない、と。
でも、みんな走ってるんだよね。
それに、沿道の人たちも寒いだろうに、見知らぬ私に、「頑張れ~」って
声援を送ってくれる。ボランティアの人たちも、熱い応援をくれる。
なんだか、じーんときてしまった。


雨合羽を脱ぎ捨てたのは35kmくらいだったかな。(記憶にない…)
寒いのだけど、体温で蒸れてくる。汗もかいてるのかもしれないが
内側が湿っている感じで不快。もうすでにウェアはビッショリだから
たとえ、このあと再び大雨が降ってきても、おんなじ~と思い、捨てた。

少し身軽になったとはいえ、足はパンパンに張ってる感じ。
はっきり自分の足という感覚がない。膝裏がこわばるような気もする。
「気のせい、気のせい。」と自分に暗示をかけ、歩を進めた。
歩く(スピードが落ちる)と濡れた身体が冷えて寒そうなので、
歩きたかったが、仕方なく走る。

豊洲には応援してくれる友達がいる。
みんなの前は元気よく走ろう。豊洲まで頑張ろう。
そこからは、残りわずかだ。なんとか頑張れる(はず)。

そして、この頃になって、ようやく雨が上がった。
うーん、もうちっと早く天気回復してほしかったよ。

ゴールゲートが見えてからが、けっこう長い。
ラストスパートをすることもなく、ゆるゆるとゴール。

ふゎー疲れたよう、寒かったよう。
ゴールゲートの写真を撮ろうにも、携帯電話をポケットから取り出せない。
乾いた手袋でも、かじかんでいた。


バナナや飲料等々をもらいながら進み、チップを外してもらう。
タオルを肩にかけてもらった。第1回のポンチョよりコッチがいいと思う。
チップと交換で完走メダルを首にかけてもらう。
ボランティアの方々は、「お疲れ様」「おめでとう」 と声をかけてくれる。
「ありがとう、ありがとう。」と応えた。

預けていた荷物の引渡しは非常にスムーズ。
第1回のときは、時間がかかり、怒号飛び交う荒んだ雰囲気だったのだ。
改善されてるんだなあ、と感心。

女子更衣室の混雑もそれほどではない。
濡れたウェアを着替え、人心地つく。
だが、芯から温まらないと、冷えた身体は復活しそうにない。
りんかい線沿線のスポーツクラブに行ってお風呂に入ることに。
湯船で手足を伸ばし、ジャグジーでほぐして、ようやく温まった。

その後、応援隊の海実子さんたちと軽く打ち上げ。
黙りこくっていると寝てしまいそう。
帰りの電車では乗り越しをしないかと心配したが、無事帰宅。

長く長く、寒く寒く、熱い熱い一日がやっと終了。

今回の東京マラソンは、私にとって16大会目のフルマラソン完走だった。
あと何回フルマラソンを走るんだろう。
次に東京マラソンを走るのはいつのことだろう。(できれば来年も走りたい)

寒い、つらい、もうやめたい、と散々泣き言を言ったが
終わってしまえば、また東京マラソンを走りたいと思ってる私がいる。
私自身、ちょっとした驚きでもある。

これからも、正面きって、「ランナーです。走ってます。」 と言えるような
毎日は送らないだろう。でも、東京マラソンに当選したら、即臨戦態勢OKで
いられるよう、トレーニング(エアロビクス)は続けようと思う。


応援してくださった皆さま、ボランティアをはじめとする東京マラソンに
関わったすべての方々に感謝。
元気に走れる私の健康に感謝。