行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ツル草の花4種

2018-09-09 20:00:18 | 花,植物
8月下旬から9月初旬、
野道に写した晩夏から初秋の蔓草の花、
マルバルコウソウ、ヘクソカズラ、カガイモ、センニンソウの4種を集めました。
いずれも野花ですが、けっこう美しい花なのです。


ヒルガオ科マルバルコウソウ。
野にはなかなか見られない朱色の花、
咲くとよく目立ちます。
白色の蕊もいい感じです。


熱帯アメリカ原産の帰化植物。
江戸時代に鑑賞用に持ち込まれたものが逃げ出し、
各地に広がったと言われています。
蔓を伸ばして作物に絡みつき、
農家にとっては厄介な雑草の一つになってしまいました。


アカネ科ヘクソカズラ。
葉や茎を触ると悪臭がするので、
少しかわいそうな名を持つ蔓性多年草です。


市街地から里山まで、
いたるところで見られ、木や他の草に蔓を伸ばし広がる厄介な雑草です。
しかし、白い釣鐘形で中心が濃い紅色の花はよく見ると見どころがあります。


キョウチクトウ科カガイモ。
上の二つと比べるとそう多くはありませんが
野の日当たりのよい場所に見られる蔓性の多年草です。


星形の花は淡いピンク色、
花の内側には毛が密集しています。


キンポウゲ科センニンソウ。
8月の終わりになると、
枝の先端と葉腋から花序を出し多数の白い花を付けます。
常緑つる性半低木(木質の多年草)。


センニンソウの名は痩果に付く綿毛を仙人の髭に見たてたとのこと。
別名、ウマクワズ(馬食わず)、
有毒植物で馬や牛が口にしないこところからの名だそうです。

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