さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

ウィーンの市電

2010-06-06 00:01:09 | 鉄への道?
ウィーンに入ってきて、まず目に付いたのは市電。赤と白に塗り分けられた車体は可愛らしさとカッコよさを兼ね備えており、古い街並みにもマッチした、ウィーンらしい風景の一つとしての地位を確立している。



我々はホテルに着いた後、オペラ座に行くために「D」という系統の路面電車に乗った。



切符は、何とタバコ屋で売っていたりする。喫煙人口が減少する中、これぞタバコ屋の生きる道? そういえば日本ではタバコ屋さんってほとんど見なくなったよね。

上の切符はオペラ行きの前に先輩に買っていただいた回数券をみんなで分けたもの。下の切符はウィーンの市内の公営交通(地下鉄、鉄道、バス、市電)24時間乗り放題のチケット。



これが市電の停留所。見づらいけど看板の下に「D」と書かれた丸いのが付いてるね。



市電のドアは乗る時も降りるときも自分であけなければならない。ガイドブックに書いてあったのにいざとなると体が動かないもんだ。ドアの前でただ突っ立っていたら、この地に何度も仕事で来ておられる方が見かねてドアボタンを押して、みんなを入れてくれた。中央線方式だと思えばよいのか。



乗ったらすぐ、切符を車内のこの機械に通して、刻印を打たなければならない。刻印を打たなかったり、二重に刻印をつけたりすると、無効とみなされ、発見されたら高い罰金を払わされる。



当然市電の車両も色んなタイプがある。これは最新式の低床車。見るからに真新しくてカッコイイね。



これ、ただの低床ではない。床面の高さはわずか152mmで、今のところ世界最低床の電車なんだって。しかもデザインしたのはポルシェ!



これは在来型。在来型にはこのように前面窓が地面に対してまっすぐ垂直なやつと、



前面窓上部が中に入りこんでいるやつがある。



同じような形をしていても、行き先表示が電光掲示だったり、そうじゃなかったり。




クリムトの「接吻」のラッピング車も。




昔乗ったウィーンの市電は環状線で、リンク道路をぐるぐる回るタイプだったが今は、通常の市電はルートが変わり、環状線ではなくなってしまった。これは地下鉄内で撮った広告の写真(う、ブレてる)だが、今でもこの黄色いタイプだけはリンク道路を環状に回る。(実物は目にしたのだが、カメラに収めるタイミングを逸してしまった。)24時間乗り放題チケットを持っていても、この黄色い路線は追加料金が必要になるとのこと。


12年前のウィーン市電

ちょっと懐かしくなってきて、昔の写真を引っ張り出してみたら、12年前の市電の写真が出てきた。観光バスの上から撮ったものだと思う。今の在来型と比べてもちょっと形が違う。今よりバスっぽいね。




市電の停留所では、何番系統が何分後に来ますとか、次に来るのは低床車です・・みたいな表示が電光掲示されるのだが、25日のフリータイムの夜、帰りが遅くなったらこんな表示になってて、一瞬終電過ぎちゃったのかと思って超あせった。電光掲示されないから、自分で時刻表見てね・・っていうような意味だろうか。誰か教えて。

孤独に辛抱強く待ったら、とりあえず電車は来てくれた。
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