さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

チベットスピリチュアルフェスティバルへ行く

2007-05-06 22:27:55 | ただの日記


護国寺の入口。
オケの先輩が教えてくれた、護国寺で今日まで開かれていた「チベットスピリチュアルフェスティバル2007」へ雨の中、行ってまいりました。雨なのに、イベント最終日とあって、かなり混んでました。お寺の入り口の立て看板を見ると、このイベントは如意輪観音像のご開帳のタイミングにあわせて開催したもののようですね。ただ会場を見ると、老若男女でにぎわっていて、普段はお寺に来ないだろうなと思われるようなカップルもちらほら。でもなかなか面白い企画ではないかと思いました。


仮面舞踏(チャム)
ちょうど、本殿の廊下を使って、チャムと呼ばれる仮面舞踏が行われていました。でも見渡す限り、傘・傘・傘・・・ほとんど見ることが出来ません。色んな隙を捉えてシャッターを押したけど、一番よく撮れた写真がこれ、という感じで、あとは傘の写真ばっかり。ということで全然見えなかったに等しいのですが、本場チベットでは、大晦日の厄除けにこの踊りをやるそうですね。踊ることが許されるのは、修行を積んだ僧侶に限られるんだとか。仏と一体になりながら、瞑想状態で踊るそうですから、トルコのイスラム教神秘主義の円舞と発想に共通点があるかもしれませんね。ただ、こちらはただ回っているだけでなく、何らかのストーリー性があるような感じがしましたが。この踊りを観た人間にも仏の加護が与えられるそうですから、ありがたいものです。

長いラッパ(ドゥンチェン?)を吹く僧侶。
あと、こちらの写真でも、ほとんど傘の合間から黄色い被り物をかぶったお坊さんが長いラッパを吹いているのが見えますでしょ? このラッパ、ボーーーボーーーと唸るような低い音を立てます。永遠に鳴り続けるラッパの音とシンバルのような音にあわせて踊られるのですが、確かにこんな音を聞いているとトランス状態に陥る人もいれば、飽きる人もいるという感じで・・・・・。私はどちらかというと後者なのですが、踊りがもっとちゃんと見れれば話は違ったかもしれませんね。私は途中で抜け出して、横の薬師堂でご開帳になっている仏様を拝みに行きました。


境内に万国旗のように張り巡らされた色とりどりの布。


近寄ると仏様とありがたそうな言葉が書かれています。
境内には、万国旗のようにチベットの布が張り巡らされています。晴れてたらさぞかしもっときれいだったでしょうね。近寄ってみると、一枚一枚に仏様と経文らしきものが書いてあるのです。「ルンタ」というのかしら、これは? それとも「タルチョ」? よくわかりませんが、日本のお寺でも、イベントの時は色とりどりの布を飾るわけで、ご開帳のために飾っている日本風の色布と、このチベット布の色合いが似ていることは、仏教のルーツを感じさせますね。


カプセとバター茶
さて、私がこのイベントで一番楽しみにしていたのがこのバター茶。十数年前に名古屋のリトルワールドのネパール仏教寺院かなんかで飲んだ美味しさが忘れられなくて、今回もこれに飛びついたわけです。ただ思い出の味よりもかなり薄味にされていたのはがっかりでしたが、ほんのり塩味が軽い頭痛に悩んでいた私の心を癒してくれました。カプセというのは向こうのお菓子で、小麦粉で作ってあってほとんど甘くありません。中華菓子の麻花(マーファー)にちょっと似てるかな。

いつの日か、私もチベットのポタラ宮を訪れてみたいなぁ。このまま不整脈が再発することもなく、心肺機能を強くすることが出来れば、行くことも夢ではないかもしれません。(睡眠不足のまま台風の中徹夜で富士山を登って高山病になった経験を持つ私としては、チベットへは行きたし、されど高山病は怖し、なのですが、体が丈夫なうちに行きたいですねぇ。)
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