さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

シュテファン寺院付近

2010-06-13 00:16:38 | ただの日記
美術史美術館から地下鉄でStephansplatz駅へ出た。初めてのウィーンの地下鉄は、慣れない身ではやはり無駄な動きが多かったのか、予想以上に時間を食ってしまった。本当はシュテファン寺院近辺にあるドプリンガーという楽譜屋さんに行ってみたかったんだけど、駅から地上に出たところで閉店時刻で時間切れ。私は12年前にローテンブルグの楽器さんで、レジの前で歌を歌って、Ein Prositを含むドイツ民謡集をGETしたという武勇伝(?)を持っている。私がEin Prositを歌えるのはそのお陰だが、今回も同様の手口で、ドイツの学生歌シリーズの中でなかなか楽譜が見つからないお気に入り曲の楽譜をGETできればと思っていたが、その野望はついえた。


ま、せっかく下車しちゃったことだし、歩いてみるか。な、何だこの人混みは。楽団が演奏してるなあ。ちょっと仲間意識。



メリーゴーランドもあるぞ。



シュテファン寺院だ。一部修復中だが、隠れている部分がそっくりそのままカバーに印刷されてて、景観イメージを変えないようにしている。シェーンブルンの大広間もそうだったけど、さすが観光客をがっかりさせない配慮のある国だ。

懐かしいなあ。12年前に同じツアーの同じくらいの年頃の人達と一緒にここの塔に階段で登ったよ。今は無理だねぇ。老兵は去るのみ。

こんどその人達と一緒に食事するんだよ、久しぶりに。



近いのでなかなか全体像が写らない。人混みがすごくて、気合を入れて撮影スポットを探す余裕もないし・・・写真が分かれてしまったが、とりあえず下の方も撮っとく。



外国で人混みに飲まれるのは何かと危険だから早く脱出したいものだ。



やっと抜け出せた。まあちょっと綺麗なところではあるけどね。




グラーベン通り。雰囲気がちょっと東京の銀座に似てるかな。右側に立ってる怪しげなオブジェは何だろう?


ペスト記念柱(三位一体記念碑)

そばに寄ってみると、さらにおどろおどろしい。フランスに行った時もそうだったが、ヨーロッパにはいたるところにペストの爪あとがあるもんだ。これは1679年にウィーンでペストが猛威を振るったため、当時の皇帝レオポルド一世がペストの終息を願って制作させたものだ。バロック時代の代表的な彫刻作品と言われる。

柱そのものは上から順に天・地・地獄を表わしているとか。当時はペストに打ち勝つ手段は信仰しかないと思われていたので、台座部分に天使[信仰]が悪魔[ペスト]に勝利していることを示す彫刻がなされている。


ペーター教会

商店街の角をまがるといきなり出てくる教会。これもバロック様式で、ベルヴェデーレ宮殿を手がけた建築家ヒルデブラントが作ったものらしい。

今から考えればもう少しここら辺を散策しても良かったのかもしれないが、今回の旅行の主たる目的の一つ、鉄道撮りが全然出来てないことに焦りを感じており、ほどほどに切り上げてウィーンミッテ駅へ向かったのであった。
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2 コメント

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工事中 (あづまもぐら)
2010-06-13 01:36:53
のカバーに工事部分の絵を描いてあるとは感心させられますねぇ。自分の行動ではその類のカムフラージュはよくやってきた人生ですが、知恵はそういう風に使わにゃいけなかったんですかぁ。
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カムフラージュ手法としては・・・ (さぶりん)
2010-06-14 01:30:55
あづまもぐらさん、こんばんは!

考えてみると、漫画とかのネタによくある、瞼の上に目を描いて居眠りするパターンと同じようなことなのですね。でもこういう使い方をすれば皆から賞賛されるわけで。

日本やイタリアなんかだと、全体を大胆にカバーしてしまいますが、ウィーンでは、実物の写真だけでなく、カバーする部分も必要最小限にするといった、緻密な心遣いを感じます。
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