さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

レスピーギ/交響詩「ローマの噴水」 始動!

2011-04-09 23:11:22 | ただの日記
今日のオケ練は、「ローマの噴水」の初練習。

CDを聴いてもなかなか頭に入ってこなかったこの曲、演奏してみるとなかなかイイ曲だということが実感できた。リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」や、スメタナの「モルダウ」に似たフレーズも出てきて、なかなか親しみやすく、何か懐かしい気持ちになる。

この交響詩は4部に分かれていて、それぞれ以下のように名づけられている。

I. 夜明けのジュリアの谷の噴水 -La fontana di Valle Giulia all'alba
II. 朝のトリトンの噴水 -La fontana di Tritone alla mattina
III. 昼のトレヴィの噴水 -La fontana di Trevi al pomeriggio
IV. たそがれのメディチ荘の噴水 -La fontana di Villa Medici al tramonto

こん中で私が実際に見たことがあるのはトレヴィの泉だけ。レスピーギの作曲した「昼のトレヴィの噴水」は難しいけど、やたら勇壮でカッコイイ曲だが、実際のトレヴィの泉って、レスピーギの曲ほどカッコよくないぞ・・・と思ってしまった。



コレが私が9年前に見たトレヴィの泉。ね、レスピーギの曲だとまるで大海のようにうねっているけど、本当のトレヴィの泉は小さいし、波も立ってないでしょ?

なーんて言うとロマンのかけらも無いね。もっと考えてみよう。



水の部分だけを見てしまうとスケール感がないのだが、トレヴィの泉は、実は彫刻がすばらしい。中央に水を司るネプチューン(ポセイドーン)が立ち、左に豊饒の女神ケレス(デメテル)、右に健康の女神サルース(ヒュギエイア)を従えている。神々の前には神話上の生き物らしきもの達がうずめいている。

そうか、レスピーギはこの彫刻の描き出す世界を曲にしたんだな。ネプチューンが主役なら、勇壮でもおかしくはない。何せ、三叉の矛で大海をかき回す男神だからな。



上の方の彫刻も素晴らしい。ラッパを吹いてる天使達が青空に映えて実に美しいね。



これは泉の前で取った写真。つまり9年前の私。当時、同じツアーに、写真家を目指している女の子がいてね、スラッと長身で、長い髪をなびかせ、一眼レフを構えるその姿は実に絵になっていたものだが、その子にこの写真を撮ってもらったんだ。ご覧の通りまるまると太っているが、撮り手が上手かったおかげで、私にとってはお気に入りの一枚になっている。

・・・・・・・な~んて、弾いてていろんなことを思い出しちゃった。今日弾けなかったところを反省して、ちゃんと自主錬しなくては。
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