さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

国宝天守:彦根城~石垣と石段も素晴らしい

2013-03-14 13:00:14 | ただの日記
私は城郭マニアではないんだが、年齢を重ねてくると、それなりに行ったことのあるお城の数も増えてくる。

今まで行った日本のお城をリストアップしてみたところ、こんだけあった。
・松山城
・松江城
・岐阜城
・松江城
・金沢城
・熊本城
・名古屋城
・首里城 → ま、これは別格だが

だが、天守閣が国宝であるお城って、今回訪れる彦根城が初めてなんだよね。ちなみに国宝の天守閣を持つお城は日本ではあと3つしかなくて、姫路城、松本城、犬山城だ。何とか生きてるうちに全部回りたいもんだな。

でもお城の魅力って、天守閣だけじゃないよね。私なんか、むしろ石垣を見ると不思議な色気を感じてググッと来るんだよね。日本のお城の石垣も好きだけど、琉球のグスクの曲線を帯びた石垣なんかは、見るともうたまらなくて。。。もし「石垣フェチ」なる言葉が世に存在するなら、それは私のことだろうよ。まさかそんな言葉ないだろうと思ってサイト検索してみたら、出てきた! いるんだね、私みたいな人。

ということで、何が言いたいかというと、彦根城といえば国宝天守ということで有名だけど、私はむしろ石垣の素晴らしさと石段の登りにくさについて特筆したい。

まずは石段。



何の変哲もない緩斜面の石段に見える。



これなんか石垣も写ってて美しい光景なんだが、何故か非常に疲れるのだ。何か登ってて足を取られるっていうのかな。段が平らじゃなかったり間隔が違ってたりして登りにくいのだ。最初自分の足が鈍ったのかと思った。だが隣を歩いていた「知らない」若手男性も同じようなことをぼやいていたので確信を持った。

この石段はわざと登りにくく造られている!

調べてみると確かにその通り。敵の侵入を遅らせ、鉄砲や矢で狙う場所だったため、石段の間隔をわざと変えることで上りにくくしている等の工夫をしているとか。なるほど。

こんな石段を毎日上り下りしてたら、さぞかし足首が強くなるだろうな。いやいやかえって痛めるかな・・などと思いながらえっちらおっちら上り下り。



そしてこの石垣。どんなに天守閣が立派でも、石垣がないと城に来たありがたみが感じられない・・・なんて思うのは私だけだろうか。



ここなんかもすごいよね。山のカーブに合わせて上手く築かれている感じ。



そうは言っても、天守閣が国宝だというのはやはり魅力。彦根城はもちろん井伊家の城だけど、この天守閣は京極高次が建てた大津城天守(4重5階)を3重に縮小して移築してきたんだって。

正面から見るのと、横から見るのとで城の表情が異なる。どうもねぇ、この横から見た姿は、何かごちゃごちゃしてる感が否めない。色んな形が組み合わさっているように見えるのは何故なのか。

工法を調べてみると、この城は通し柱を用いず、各階ごとに積み上げるように造ってあるとのこと。だから3重に縮小して移築するなんてことが出来たのかもしれないね。また積み上げている各重が、千鳥破風、切妻破風、唐破風、入母屋破風・・等、それぞれ趣が異なっている。唐破風の所の金飾りがやたら真新しく見えて気になるね。私はどちらかというと正面から見た姿(冒頭写真)の方が好きだな。



再建されたお城と異なり、ここは国宝であるからなのか、天守の中には入れない。代わりに重要文化財の西の丸三重櫓は中に入れるので、そこを見学してきた。



お城を見学すると必ず出くわす、やたら急な階段。石段で疲れた足にムチ打ち、用心深く登る。こういうのを毎日登ってると、痩せるだろうか。



防衛の要の場所だけに、琵琶湖がよく見えること! でも良く見ると湖面が尋常ならぬことに気づくだろう。



これが湖面の拡大画像だ。スマホカメラは普通に撮ると肉眼で見るより小さく写ってしまうので、思い切りズームにして、さらに拡大した方が実際に肉眼で見たイメージに近いのだが、湖面にガラスの刃のような白い波が無数に立っているのである(これでも肉眼で見た時のインパクトにはたどり着いてないのだが)。

竹生島行きの船が、強風のため全便欠航になるのもわかるなぁ。まるで湖が怒ってるみたいだもの。強風のときの湖ってこんな波が立つんだね。

※ちなみに翌日、私は船での竹生島行きを果たすが、そのときの湖面は鏡のように静かで、こんなヤスリのような湖ではなかった。
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