さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【読書録】社長の教科書

2010-11-04 00:00:12 | 読書録
社長の教科書―リーダーが身につけるべき経営の原理原則50
小宮 一慶
ダイヤモンド社

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経営コンサルタントである小宮一慶氏の本。読み進むうちに、なかなかイイ本だと実感できる内容だった。

「この危機のときに、リーダーは何を学ぶべきなのか?」という副題がついているが、経営には、いつの時代にも変わらない普遍の原理原則があり、著者が尊敬しているのは、やはり松下幸之助さんなのだ。収益を上げることが目的なのではなく、理念やビジョンの方が大事な要素であり、理念やビジョンを貫き通す会社の方が成功してるんだそうだ。

「人が成功するために、一つだけ資質が必要だとすれあ、それは素直さだ」というのは松下幸之助さんの言葉らしいが、なるほどそうかもしれないね。周囲の人を見ていて、急激にスキルアップする人って素直な人だもの。素直で謙虚な目で、お客さまのこと、ライバル会社のことを見ることができるかどうかが経営者に求められる大切な資質の一つだという。こう書くと当たり前のことのように思えるが、実践するのは思ったよりも難しいと思う。何故なら私自身がそれほど素直な人間ではないからわかる。努力してすぐ出来ることじゃないからこそ、「素直さ」も「資質」と呼ばれるに足るということか。「新入社員の話もメモを取りながら聞けますか・・・」という問いかけは、なかなか心に響くものがある。

その他、よい話はいろいろあったが、日経新聞を読むだけでなく、日経新聞をもとに毎日経済日記をつけると、ものすごい力がつくとか。耳が痛いなあ。私は経済学部出身なのに、そういう努力を怠っているから、職業不明・正体不明に見えるのか。
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