韓国ドラマの「100日の郎君様」が終わった後に、海外ドラマ枠で放送された「アンという名の少女(全8回)」を見終わった。
要するに赤毛のアンなのであるが、苦しかった~。
去年の今頃、赤毛のアンミュージカルのために、汗だくになって、痛い足に沢山テーピングを貼りながら踊りを覚え、咳が止まらない風邪が流行って苦しめられ・・・・本当に口で言えないほど大変だったのだが、「赤毛のアン」と聞いただけでそれを思い出してしまう。
だが、見続けているうちに、そんな去年のつらい思い出なんて吹き飛んでしまうほど、シビアな番組だった。
原作通りではない。だが、文字にはされなかっただけでそうだったのではないかな・・と思ってしまうほどリアリティに富んでいる。
孤児であるアンに対する執拗なイジメ。大人も子供もひどいもんだ。そんな中で偏見なくアンを認めるダイアナやギルバートは素晴らしい。(ギルバートのかわいらしいこと。)
マリラやマシューの人間性も光る。そうした、味方が少なく敵が多い環境を、アン自身が知恵を使って切り抜け、味方を増やしていくのは痛快である。
だが次から次へ襲い掛かる難事件。気の休まる暇もなかった。そして迎えた最終回。原作では大きな悲劇となる事件が少し変えられており、何とか頑張って光りが見えてきて大団円になると思いきや・・・。
グリーンゲイブルスを守るための収入源として期待されてやって来た下宿人2人は、馬を売った金を暴力で奪い取った泥棒達ではないか!
ということで、NHKの放映はこれで終わってしまうけれど、話自体は続くのだ。ああ・・最後まで気が休まらなかった。
・・ウィキペディアを見ると、いちおう続きのあらすじが書いてあり、原作をかなり逸脱しているが、現代の問題を入れ込んでいる意欲的な作品のようだ。